安倍晋三総理大臣を求める民間人有志による緊急声明 (2012年09月10日) |
前回のコラムで申し上げました、5日に安倍さんの事務所で手渡した要望書「緊急声明」全文をここに掲載いたします。ぜひお読みください。
****** 安倍晋三総理大臣を求める民間人有志による緊急声明 ******
今、わが国は内外の脅威にさらされ、幕末と同様の国家的危機にある。これを乗り越えるには、安倍晋三総理大臣の再登板しかない。この強い思いを安倍晋三氏に託し、この緊急声明文を発表する。
1.戦後最悪の国難を打開するには、安倍晋三氏再登板しかない
日に日に過激さを増す周辺諸国の挑発外交に歯止めをかけながら日本の国益を追求するという、強さとしたたかさ、そしてバランス感覚を兼ね備えた外交をできる人物は、安倍晋三氏しかいない。
2.今、首相経験者こそが求められている
民主党政権の三年間にわたる「素人政治主導」により混迷する国政をすみやかに回復できる人物は、首相として短期間ながら多くの実績を残した安倍晋三をおいてない。
3.その場しのぎでない、足元の揺るがぬ政治を!
民主党政権は、日本の危機を救うどころか、それを招いた張本人である。だが同時に自民党にも責任はある。これまでの自民党政権は、理不尽な野党、マスコミ、海外勢力に対して、その場しのぎの場当たり的対応を行ってきた。今こそ古い政治に決別し、明確な国家観に基づいた新しい政治を行うべき時に来ている。前回の政権時「戦後レジームからの脱却」を掲げ、この場当たり政治への決別に挑戦した安倍晋三氏が、再度手腕を発揮すべきだ。
4.政界再編の旗頭として
自民、民主の二大政党のどちらも党内において政策面での対立をかかえている中で、「健全な保守」を軸とした政界再編こそが日本政治再生のカギであり、われわれ一般国民が求めているものである。「平成の保守再編」の旗がしらとなりうる人物は、安倍晋三氏をおいてほかにない。
5.終わりに、あえて安倍晋三氏に申し上げたい
参議院選挙での大敗、そしてその後の総理辞任に対する自責の念にもとづく5年にわたる安倍晋三氏の言い訳をしない言動は、清くはあった。しかし、辞任の原因となった難病も、新薬により克服され、万全の体調であると聞く。国難の今、最早過去にこだっわっているべき時は過ぎた。日本の国力がこれ以上損耗する前に、一刻も早い再登板が是非とも必要だ。今こそ国家国民のために、堂々と再起を宣言されることを、強く願うものである。
代表発起人:三宅 久之 (政治評論家)
発起人(五十音順):
板垣 正 (日本遺族会顧問・元参議院議員)
大原 康男 (國學院大学教授)
岡崎 久彦 (外交評論家・元駐タイ大使)
奥田 瑛二 (俳優)
小田村 四郎 (元拓殖大学総長)
加瀬 英明 (外交評論家)
金 美齢 (評論家)
日下 公人 (評論家)
小林 正 (教育評論家・元参議院議員)
小堀 桂一郎 (東京大学名誉教授)
佐々 淳行 (評論家・初代内閣安全保障室長)
すぎやま こういち (作曲家)
石 平 (評論家)
竹本 忠雄 (筑波大学名誉教授)
田母神 俊雄 (軍事評論家・元航空幕僚長)
津川 雅彦 (俳優)
鳥居 泰彦 (交詢社理事長・元慶應義塾長)
中西 輝政 (京都大学名誉教授)
西 鋭夫 (スタンフォード大学フーヴァー研究所教授)
長谷川 三千子 (埼玉大学名誉教授)
百田 尚樹 (放送作家・小説家)
平川 祐弘 (東京大学名誉教授)
福田 逸 (明治大学教授・現代演劇協会理事長)
百地 章 (日本大学教授)
渡部 昇一 (上智大学名誉教授)
山本 學 (俳優)
屋山 太郎 (政治評論家)