金先生のカフェスタ出演に寄せて (2012年07月14日) |
6月28日の自由民主党オープンカフェスタ「12時間ぶっ続け、生自民党」で安倍晋三元首相との対談がありましたが、このときの様子を美齢塾塾生がレポートしています。美齢塾メールマガジンでは配信済レポートですが、1週間以上間をおいて本コラムにも掲載いたします。
***** 美齢塾塾生レポート *****
さる6月28日は今や死後となった「花の」木曜日でした。世間ではデート、飲み会、合コンと、一週間の仕事から解放される直前で、羽を伸ばす人が多い中、私が向かったのは永田町にある自民党本部でした。
この日はわれらが金美齢先生と安倍晋三もと首相の対談が行われるとのことで、開場時間前にはすでに長蛇の列が出きており、このイベントの注目度の高さがうかがわれます。会場である自民党本部八階のホールには、ずらりと歴代の首相の肖像画か掲げられています。文字通り「日本を支えた人々」に見守られながら、対談がスタートしました。
対談の冒頭で金先生は50年前のうら若き美女だった頃の写真を取り出されました。その写真は、安倍氏の祖父である岸信介もと首相の通訳を務められた時に撮影されたものでした。金先生は常々、自民党の支持者であることを明言されていますが、そもそもの始まりは、50年前のこの時にさかのぼるそうです。
詳しくはニコニコ動画( http://www.nicovideo.jp/watch/sm18225304 (ニコニコ動画会員登録(無料)が必要です))でご覧いただける通りですが、岸もと首相は台湾が「中華民国」の旗をおろし、台湾として国連にとどまるようにと、当時の台湾総統・蒋介石(当時)を説得していました。岸もと首相は数十年後を見据えて、台湾を世界の孤児にしないため、それがひいては日本のためになるという思いがあったのだと金先生は述懐されました。
しかし、蒋介石総統(当時)は岸首相の説得を受け入れず、台湾の現状は我々が知る通りです。
金先生はまさに、台湾の命運がかかった会談の場に立ち会われていたのです。
今更ながらに、すごい方なのだと実感しました。
政治家は数十年先を見据えて行動しなければならないのに、この対談のあった前後にマスコミを賑わせていたのは民主党・小沢一郎氏の離党についてでした。
政治よりも政局、政策よりも次の選挙のことしか考えていない最近の政治家に愛想を尽かしている方は多いと思います。かくいう私もその一人なのですが、この日の金先生の言葉で、政治家に呆れている自分にも問題があるのだと気づかされました。