娘との夕食で (2012年07月24日)

 

 19日、伊予銀行決算報告会での特別講師として愛媛県の松山に行きました。前泊でしたので、18日の夕食に松山在住の美齢塾塾生を誘いました。彼とは塾開設以前からのお付き合いです。数年前に愛媛県の大三島で講演したとき、しまなみ海道を渡ってスーツ姿で聴講にやって来た、後から知ったのですが、その日のために初めて買ったスーツだったそうで、話をしてもとにかく真面目一点張りの若者でした。美齢塾を始めてから途中しばらく音信が途絶えたので心配していたら、どうも体調を崩していたようで、もう健康を取り戻したとのことだったので、ごはんでも食べようか、ということになり久しぶりに再会しました。現れた彼を見てびっくり、髪を少し染めてパーマもかかってる、服装もベストにパンツという、すっかり今風の若者に変身しています。どうしたのよ、と冷やかしました。以前一緒に食事をしたことのある彼の同僚女性二人がバラを1輪ずつ持って挨拶に来てくれて、とても嬉しかったです。

 翌日、いままでで最も多くの人が集まった、という決算報告会での特別講演、終了後に会食となりました。新しい頭取が就任されたとのことで、どうしてもと言われてもう1泊しての会食です。会長になられた前頭取と新頭取で、松山全日空ホテルの日本料理「雲海」で、また苦手な懐石料理かな、と思っていたら、それを察してくれて、個室での鉄板焼きでした。愛媛ご自慢の甘とろ豚、それに牛肉もあって、わたくしの好きなものをいろいろご馳走していただきました。ありがたいことです。

 20日、松山から東京に戻って、九州の青年会議所のメンバーと事務所で会いました。九州各地から集まる8月の九州大会に向けての広報誌に掲載する対談です。この日に九州から出てこられるとのことで、時間は午後6時から、5名と聞いていたのですが、現れたのは8名ほど、1時間の予定が2時間にも及び、大勢で賑やかに過ごしました。この日も若者たちとのいい出会いとなっています。このとき、洋菓子店をやっておられる方からバラエティ豊かな洋菓子をいただきました。こういったレベルの高いお菓子が日本の各地でつくられていることに、いつも驚かされます。パッションという福岡県豊前市にあるお店です。お近くの方はぜひ召し上がってみてください。

 21日、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」の収録、放映は30日月曜日夜9時からです。中国問題で、尖閣始めいろいろな問題を取り上げています。面白いと思いますので、ぜひご覧ください。

 収録後に娘と二人だけで夕食、二人だけというのはめったにありません。いつもは、孫娘がいて、仕事さえ都合がつけば婿殿もいる。でも、上の孫娘はアメリカ、下は陸上部の会合とその後の地元のお祭りに友人と、婿殿は相変わらずの忙しさで、この日は二人、つな八に行きました。カウンターで食事を楽しんでいると、隣に若い男性の一人客、若い男性の一人というのは珍しい、と思っていたのですが、そのうち彼がタレの容器の蓋を落としてしまい、それをきっかけに話が始まって。なんと高知の男性です。消防隊員で、半年にも及ぶ救急救命士の研修で東京にいる、とのことでした。立ち上がったときに見たら立派な体格で、頼りになりそうな青年、選ばれて、半年もの研修を受けに東京に来ていて、つな八で食事する、東京でいろいろなことを体験しようという、行動的でポジティブな若者といった印象です。こういう人は、きっとこれからもっと伸びるというか、成長して、出世するに違いありません。ぜひエールを送りたい人物です。その青年に言われました、仲がいいですね、って。わたくしと娘、いつも親子漫才のようなことをやっているのですが、隣でしっかり見ていたんですね。嬉しかったです。

 22日は日曜日で息子がアッシーくんをしてくれました。ものを運んだり、買い物に出かけたり、いろいろと用をたしたりしましたが、これも他人から見ると、仲のいい親子、となるのでしょう。まあ、確かにその通りです。娘家族とも、息子家族ともいい距離というか、いい関係、そんな状況が年寄りにとっては何よりもの幸せです。

 今週は読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の収録があります。29日日曜日と8月5日日曜日の放映予定ですので、こちらもぜひご覧ください。また8月1日発売される正論の特集「私の期待する次の総理大臣」に寄稿していますのでお読みください。すでに発売中のTHE SEIRON WOMAN―覚悟をもって生きる (別冊 正論)の娘との対談「一から十一への物語」と、わたくしが理事長を務めるJET日本語学校の教務主任である得猪節子さんの「戦火に散った夫を想い続けて―長い戦後を生きた祖母の物語」はお読みいただけたでしょうか。まだの方はこれもぜひお読みください。

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