「ビートたけしのTVタックル」で (2012年08月02日) |
暑中お見舞い申し上げます。
みなさまから暑中見舞いをいただいております。
本稿を通してお礼申し上げます。
ありがとうございます。
27日金曜日は読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の収録でした。29日日曜日放映でしたので、ご覧いただいた方もおられるかと思います。8月5日日曜日にも出演しますので放映地域の方はぜひご覧ください。7月30日月曜日のテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」はいかがでしたか。これは全国版ですので、どなたもご覧いただけるのですが、オリンピックで精いっぱいでそれどころじゃない、という方もおられるかもしれません。
オリンピックは、はらはらドキドキで血圧が高くなるので、ニュースで結果だけを見るようにしています。北島選手がメダルに届かなかったのは本当に残念だったし、体操では当初のいくつかのミスがあり、柔道でも、金を取った人もいますが、一番大切なところで精神の弱さみたいなものが現れる、そんな気がしてなりません。戦うことを戒めてきた日本人が、闘争心を失ってきている、ということなのでしょうか。見事なのは高校生の競泳男子400メートル個人混合での銅、立派、初舞台でいきなりのメダル、のびのびしている、そんな印象を受けました。自虐史観みたいなものをすり込まれていない若者なのでしょうか、変なコンプレックスはなさそうで、グローバルな世の中で立派に戦っていける人に育つ、そんな感じでした。
「ビートたけしのTVタックル」でのテーマは尖閣をはじめとした中国問題、わたくしの発言内容は昔から述べてきたこと。収録でつくづく思ったのは、あの種の論点ではまともな中国人は出てこない、知的で物事をしっかり考える立場の、あるいは能力のある中国人は、勝ち目がないってことを知っているのです。出てくるのは中国共産党の言い分をおうむ返しに言うだけの代弁者、日中新聞社社長の韓さんですか、愚かに見えてしかたがない。(中国)共産党員は(悪いこと)やんない、共産党員はみんな心綺麗、とか言って、そんなことが通ると思っているのでしょうか。そんなこと恥ずかしくってとても言えない、という人は出てきません。もう一人の孔健さんっていう人、何回か会っていますが、ご覧いただいたレベルの方です。あの日の収録で思わず言ってしまいました、あまり大きな声ではなかったのですが、実に中身のない人たち、と。本人を前にして、大変失礼ではありましたが、あまりにも中身がなく、討論にも論争にもならない、なんら真っ当な返答もせずに、言いたいことだけを繰り返しているだけなのです。
日本人はまだまだ中国人の実態を認識していません。認識している人がいるとしても、そういう人は発言しない、そして大多数の日本人は知らない、ですから中国にやられっぱなしなんです。番組を見たうちのスタッフが、(中国人二人が)あまりにも愚かすぎて、かわいそうにすらなった、と言ってました。日本人は優しい、中国人だったらこんな反応は考えられません。「水に落ちた犬は打て(打落水狗)」、それが中国人なのです。
8月1日発売の月刊「正論」9月号の特集「この人を総理に」で「復活、安倍晋三がつくる『美しい日本』」を寄稿しています。ぜひお読みください。
次のようなメールをいただきました。
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件名:我が国の国防について
拝啓 金美齢様 この度初めてメールをさせて頂きます、XXXXと申します。突然のメールにて御無礼となります事申し訳御座いません。金先生のご意見はこれまでのご自身が歩まれた人生に裏打ちされた確かなもので私も頭の下がる思いでご意見拝読させて頂いております。さて今日の普天間・オスプレイを巡り沖縄県民の間には反米・反日本政府感情が顕在化しております。私は現在の国際情勢の中にあって日米安保体制はさらに強化してゆかなくてはならないと考え、何より国防は日本人が全うすべき最大の義務だと認識をしております。先生は我が国の国防に関してどのように思っていらっしゃいますでしょうか。敬具
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真面目で丁寧な人柄が伝わってきますが、ここで取り上げさせていただいたのは、このように、意見を求めるメールをときどきいただくためです。メールで簡単にお答えできる内容ではありません。質問する前に、まず、テレビや雑誌、本でわたくしが発信していることをご覧いただきたい、調べもしないで質問しないでほしいのです。ネットでは、質問すれば誰かが答えてくれる、ということのようですが、そういうことが、安易に質問する風潮を作っているのでしょうか。忙しい人にとっては苦々しいことです。