仕事納め (2010年12月27日)

 

 みなさま、クリスマスはいかがお過ごしだったでしょうか。わたくしは22日から出雲へ、23日の出雲大社での「天皇誕生日御祝いの集い」に講師として招かれました。今年最後の講演です。出雲大社で、しかも天皇誕生日を祝うことで1年を締めくくることができました。素晴らしい一日でした。詳細は自民党の婦人誌「りぶる」に書きましたので機会がございましたらご覧ください。

 北海道で大雪、飛行機の発着が乱れたなかで、出雲は往きも帰りも順調、むしろ定刻出発で早めの到着という幸運に恵まれています。出雲空港にはトラウマがあって、2年ほど前の冬、着陸を何回か試みてもうまくいかずに羽田に引き返し、その夜の寝台特急で出雲に向かった経験があり、出雲と聞くとちょっと身構えます。幸い、今回は東京、出雲ともに快晴でした。数年前の天皇誕生日、皇室典範の改正が話題になっている時期、講演先の札幌で、今日は久々の快晴です、と言われたのを思い出しました。

 出雲から羽田に戻った足で娘の家へ、娘の家族とのクリスマスです。わたくしの大好きなカキフライを娘が作ってくれて、著名なパティシエのクリスマスケーキがあって、それがだいぶ前から予約して、それでも受け取るのに40分ほどかかった、という。景気が悪いとか言われますが、こんな状況でもあるのです。

 24日のクリスマスイブは事務所で、「りぶる」原稿の執筆、PHPとの出版打合せ、FM TOKYOの録音取材、などを済ませて今年の仕事納めとなりました。夜はクリスマスパーティ、一人住まい限定で老いも若きも事務所に集まって、6人でしゃぶしゃぶパーティ、それに差し入れのクリスマスケーキが2つも、スタッフからは美味しい最中も、牛肉はあるわ、甘いものはあるわでの豊かなクリスマスイブでした。

 25日は事務所で資料整理、片づけても片づけても資料の山のままですが。26日はサントリーホール、毎年恒例の第九です。連れ合いの周が生きていたころは二人で夜出かけた第九、今年は一人、しかも昼の公演でした。東京都交響楽団で指揮はジェイムズ・ガフィガン、ときどき踊るように指揮する若い人、日本人であれば厳粛に、厳かに、なのですが、しなやかな指揮ぶりでした。1年の締めくくりに第九はやはりなかなかのものだと再確認しています。

 周と一緒だった第九の思い出がよみがえって、今年も無事終わりつつあります。来年もいい年になりますように。みなさまもよいお年をお迎えください。わたくしは明日から台湾です。では、行ってまいります。

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