喜寿のお祝い金 (2010年09月02日)

 

 昨日、区役所のお使いの方がみえて、喜寿のお祝いです、と金一封をお持ちくださいました。びっくりです。一応抵抗を試みて、
「いえ、まだなんですけど」、
するとすかさず、
「前倒しです」
と。わたくしも負けずに、
「その前に死んじゃったらどうするんですか」
「そのときはお香典代わりです」
と相手も互角です。中年女性で、目立たない服装、
「大金を持ち歩くのでこんな格好です」
と説明されていました。
「本人が生きているのを確認できてよかったですね」
と謝意を込めて申し上げました。

100902.jpg お祝い金を亡夫に報告

 気がついてみると喜寿、後期高齢者としての自覚のなさを改めて気付かされました。この「お祝い金」、もらえなかった亡夫、その写真の前に置いて、
「わたしもここまで生きてきました」
と話しかけました。さて、この大枚7千円、どう使おうか悩んでいます。何しろ生まれて初めていただいた、この種の「お祝い金」ですから。

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