志をもって世に出ていってほしい (2010年06月22日)

 

 15日火曜日はわたくしが理事長を務めるJET日本語学校の学生を夕食に呼びました。年に1回か2回、留学生たちのスポーツ大会のような催しがあり、わが校はフットサルで参加しています。寄せ集めで、練習する機会もないので勝つのは無理なのかもしれませんが、高校生のときにマカオ代表だったって豪語する学生がいるので、じゃぁ、優勝したらご馳走で労ってあげる、と約束しました。それが去年、結果は8チーム中7位、しかも中国の学生とあわや乱闘、という事態にまでなって。相手のラフなプレーが原因だとか。

 今年もまた、優勝したら労う、と励ましたのですが、8チーム中8位でした。でもわが校の応援、沢山いて一番華やかで楽しかった、他校はほとんど応援がいなかった、と聞いて、これをエクスキューズにしてご馳走しようと決めました。2年連続で言っておいて、なかなかご馳走できないというのも辛いものがあり、応援団が良かった、ということで応援団含めて全員を夕食に呼んだのです。最下位ですが、お祭りですから、遊びですから、楽しむためにあるわけですから。この日の夕食、若い人たちがよく食べること食べること。幸い、旧暦の端午の節句に毎年いただく台湾風チマキ、卒業生の保護者に当たる方からですが、今年は110個もいただいたので、その一部と、あとはなんやかんやとそろえ、学生たちと楽しい一晩を過ごしました。

 16日と17日は姫路と大阪での講演、共に東進グループの松尾学院主催です。勉強も受験も大切だが、志も大切、人間として、日本人として、志をもって世に出ていってほしい、そんな企画で、それなりの人の生の声を、直接聴かせる、ということで今年から始めたそうです。学生と保護者の方々で、姫路では6、7割、大阪では8割ほどが学生でした。若い人たちにこそわたくしの話を聴いて欲しい、と常々思っておりますので、これから頑張って大学受験しようという高校生に話ができたことは、とても嬉しい思いです。わたくしの話が、この若者たちの胸に少しでも届き、難関校目指して頑張り、ゆくゆくは世のため、人のため、社会のため、地域のため、日本のために働ける人に、という志を抱いて成長してほしい、そう願うのです。難関校を目指すということが大切で、最初から安易な道を選択しない、まずは頑張る、その頑張るプロセスこそ重要、といったお話しをさせていただきました。Boys, be ambitious.もちろんGirlsも、若者が上を目指して頑張ることが肝要なのです。自立の基本だと思います。若者たちへのエール、しっかり届いたのではないでしょうか。

 18日は大阪・読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の収録でした。日曜日にご覧になった方もおられるでしょう。来週の日曜日も出演予定ですので、ぜひお楽しみにご覧ください。

 19日は、茨城県女性プラザ、レイクエコーという施設での講演でした。霞ヶ浦の北、北浦に接したところにあり、「男女共同参画社会」を主軸テーマとし、今年は「女性等に対する暴力防止支援事業 --誰もが安心して暮らせる社会をめざして--」というテーマで進めています。その一環として、今回「女は強くかしこくあれ!」という演題でお話しをさせていただきました。15年ほど前にもここで講演したことがあります。第2代館長の深尾 凱子(ふかお ときこ )さんに呼ばれたときです。とても懐かしい思いがします。深尾さんとは細く長いお付き合いで、お互いに娘を愛育病院に預けていたという、もう40数年前からの知り合い、彼女こそ、「男女共同参画社会」の先駆者のような方です。

100622a.jpg 手作り紙バッグ

 レイクエコーは東京駅から高速バスで約90分、そこからタクシーで20分ほどのところにあります。地元の方々でもアクセスしにくく、数人で車に乗り合わせるとか、30人以上だったら専用バスを出すとかになるそうです。そんな便にもかかわらず会場は満員となりました。写真をご覧ください。ある男性が会場で配布していたもので、講演のチラシを利用した手作りの可愛い紙バッグ、中身はご自分の仕事の広告の入ったティシュです。素敵なアイディア、仕事のためにこれだけの手間暇かけて一生懸命に頑張っている姿、素晴らしいですよね。女性プラザの担当の方々にもいろいろお世話になり、帰りにいただいたサンドイッチ、レイクエコーにあるレストランの手作りで、丁寧に作っていただき、本当に美味しくいただきました。どうもご馳走様でした。みなさんにとてもお世話になりました。

100622b.jpg 福井自慢のトマト

 産地直送が続いています。新潟からは珍しいタケノコ。コシヒカリをたくさんいただく方から届きました。とても大切に包装され、取り出すのが大変なほどです。お気遣いのある、心のこもった産地直送、大変嬉しいことです。山形からはサクランボ。昨年12月の山形県東根市民立大学「タントまなべ学園」での講演のとき、サクランボのシーズンでなくて残念です、と申し上げたら、送ります、と言われた通りに会長がお送りくださいました。女性の方ですが、自宅でサクランボを栽培されていて、有名な佐藤錦、それにおうちょう錦、これは20年ほど前には県の奨励品種だったそうですが、収穫量が少ないのでいつの間にかなくなったという、それぞれ500gも、採った翌日着でお送りいただきました。福井からはトマト、本日届きました。作家の津村節子さん命名による「越のルビー」という福井自慢のトマトです。それにそのジュース。写真を撮りましたのでお楽しみください。わたくしは現物で楽しませていただきます。

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