保険大好き人間です (2012年06月25日)

 

 19日は四国の松山、四国税理士会の集まりでの講演です。まさにその日、台風が四国に上陸するとの予報となったので、急きょ、前日18日に松山に飛びました。最終便での遅い到着でしたが、税理士会の方々が空港までお迎えに来てくださって、夕食までご一緒してくださいました。いただいたのは美味しいアナゴのしゃぶしゃぶ、いやー、美味しかったです。岡山のカチカチのまずいアナゴへのリベンジがここで果たせました。それに今が旬のハモも。アワビもあったのですが、いまは歯が悪いので、これにはちょっと歯が立ちませんでしたが。

 翌19日、台風による警報がいろいろと出ていた割には、松山での被害はあまりありませんでした。四国税理士会の集まりは4県での持ち回り、今年は愛媛県松山、ちなみに会長さんは香川県の方です。台風にもかかわらず、四国全体からたくさんの方々が集まり大盛況のうちに終了しています。講演終了後、飛行機が飛ぶのであれば帰ろうと、空港に確認したら「飛ぶ」とのことでしたので空港に向かいました。これが午後6時半過ぎ、飛行機は午後7時45分発JAL最終便です。30分ほどで空港に到着してカウンターに行くと、「欠航です」と告げられ、えええええ、飛ぶって言ったのに、と言うと、「2分前に決まりました」とのこと。それだったら、6時半のときに、ちょっと分かりません、ぐらいのことを言ってほしかった、と思いつつホテルに引き返しています。

 ホテルに戻ってから、いつものキャリーバッグだけで、ハンドバッグがないことに気付きました。カウンターで「欠航です。2分前に決定しました」と聞いて頭に血が昇り、そこに置き忘れてきたのです。でも日本はやはり素晴らしい、問い合わせたら「ええ、お忘れ物お預かりしております」って、他の国だったらこうはいきません。おそらく戻ってはこないでしょう。置き忘れたのがカウンターの前の台、といっても窓口の方から確実に見えるとは限らない、通りすがりの人が持って行ったとしても不思議ではありません。幸いだったと思うことがもう一つあります。この日東京は大荒れ、羽田に帰っていたら大変なことになっていたかもしれません。夕方からの大雨で交通機関が乱れていて、羽田から自宅への足の確保ができなかった可能性が高かったのです。

 ホテルでは税理士会の方が、帰ってきたんですって、とまた夕食に連れて行ってくださいました。この日は海が荒れてあまり用意できない、とのことで、またアナゴ、と言ったのですが残念ながらアナゴはなし、確かアゴとか言ってましたが、そんな魚をご馳走になりました。愛媛県のトントロが一切れでしたがありまして、しゃぶしゃぶで最後にいただいたのですが、これが実に美味しいお肉でした。台風には振り回されましたが、おかげで2晩も税理士の方々にご馳走になりました。ありがとうございました。

 20日の昼ごろ羽田着の飛行機で東京に戻り、夜一新塾での講演(授業)に出かけました。大前研一さんが始められた塾で、その弟子の森嶋さんが引継いで運営しています。長年続いている塾で、塾生もかなりの人数です。

 翌21日は明治安田生命川崎支社主催の講演会、会場は川崎の溝の口でした。田園都市線の急行で渋谷から3つ目の駅、とても近い、あっという間に着きました。この駅はこれで2回目、この方面にはめったに来ません。東京のすぐ隣、とても賑やかなところです。駅前の丸井の12階にあるホールでの講演、「わたくしは保険好き」とお話すると、意外、とのみなさんの反応が。そうは見えないのですが、実は保険大好き人間なのです。危機管理としてとても大切だと考えています。11日の高知は日本生命でしたが、そこでもそんなお話をさせていただきました。今回の明治安田生命は神戸でも昨年講演しています。美齢塾塾生が聴講に来ていて、講演の要旨を上手にまとめてくれましたので、ご参考までにお読みください。

ーーーーーー 美齢塾塾生のレポート ーーーーーー
 6月21日、溝口のマルイファミリー12階にある高津市民館大ホールで、金美齢先生の講演が行われました。昨年11月にエルおおさかで行われた日本会議大阪が主催する金先生の講演でも素敵なお話を伺うことができたこともあり、今回も楽しみにしながら会場に向かいました。

 今回は、主催者が明治安田生命ということもあり、「危機管理」を1つのキーワードにお話が進んでいきました。金先生は学生の頃から今に至るまで多くの保険に加入されてきたそうです。そこには、危機管理をしているからこそ自分の主義主張を貫くことができる、常に最悪の状況を想定しているからこそ安心してやるべきことをやれるとの思いがありました。そういう気持ちで一歩ずつ人生の階段を上られてきた結果が、まさに今の金先生を形作っていらっしゃるとのことでした。

 講演を通して私にとって印象的だったのは、「危機管理とは精神的安定である」との言葉です。私はまだ25歳ですが、新たな一歩を踏み出す際にリスクや不安を感じることがないわけではありません。しかし、最悪の状況にも対処できる状況をつくっておけば、安心して大きな挑戦をすることができます。「自己管理を行ってきた人生か否かで老後は大きく変わる」との金先生の言葉には、危機管理がただ単に人生における様々なリスクを防げるという意味だけなく、自己管理を行うことがひいては人生の幅を広めるためにも重要なのだという深い含意があるのだと感じました。

 講演後は、他の塾生の方々と共に、金先生の控室へ御挨拶に伺いました。次の年末年始に開催される美齢塾in台北の話題にもなり、楽しみがまた1つ増えた気持ちにもなりました。金先生、明治安田生命の方々、素晴らしい時間を有難うございました。また、金先生や塾生の皆様と一緒に素敵なひと時を持てるのを楽しみにしております。

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