江田島の旧海軍兵学校へ向かったのは７日火曜日、くしくもわたくしの誕生日に念願の見学となりました。兵学校といえば、卒業式船上での「帽を振れ」の凛々しい敬礼姿が印象的、何年も前に、卒業式に招待されてそれを観る機会があったのですが、台湾での大規模デモを直前にして台湾から帰ることができなくなり、ドタキャンをしてしまった経緯があり、それ以降お声もかけていただけず心残りとなっていました。ドタキャンを補おうと夫の周英明の代理出席を申し出たのですが、代理はだめです、と言われてしまったのです。

　クレイトンベイホテルを出たのが朝９時半、海上自衛隊幹部候補生学校長の坂田様のお出かけ前にということで朝９時出発だったのですが、何とか９時半にしていただきました。御一緒いただく青年会議所のメンバーとともに、原動機付きの、ホテルのボートで江田島へ、海軍兵学校見学にふさわしい出だしです。裏門から入り、坂田校長にご挨拶をいただき、それぞれのご担当者から公式訪問扱いでのご丁寧なご案内、ご説明をいただきました。ここでの教育は、現代の感覚では理不尽といえるでしょう、でもそれが学生を強くしているのです、と校長からお聞きして、厳しく鍛える、甘ったるい教育では人は育たない、そんなことをあらためて確信しました。

　「坂の上の雲」でもでてくる、海軍兵学校、ここは申し込めば見学できますので、ぜひいらっして下さい。海軍の歴史、そして心を感じることができるかと思います。呉には大和ミュージアムもありますが、ここもお勧めです。戦艦大和の１０分の１サイズの模型は感動的、「もの作り日本」の源を見る思いがします。念願の兵学校見学ができた、充実した誕生日となりました。