一人ひとりとの素敵な縁(えにし) (2012年06月13日) |
台湾から帰った翌日に広島へ、翌々日9日の周南青年会議所主催の講演会のための前入りです。講演会場は下松市、空港から遠くて、東京からのアクセスはさほどよくはありません。このため広島で1泊してから、のぞみで23分かけて徳山へ、そこから4,50分かけて下松へ、という行程としました。
広島は定宿のグランヴィア広島、ここの中華料理は結構いいのですが、台湾から戻ったばかりなので、フランス料理に。一人でフランス料理っていうのもあまり嬉しくないなぁ、と思いつつ行きましたが、結果はとてもよい内容でした。セットメニューで4000円、とてもリーゾナブル、しかもレベルもかなり高い。そろそろ夏が近づいているので、メニューにはヴィシソワーズ、大好きなスープで、これに惹かれて入ったのですが、パスタもとても美味しかったです。このようにレベルの高い食べ物が、日本のあちこちにある、広島には洋菓子の美味しいお店もたくさんあります。それにしても4000円はリーゾナブルでいいですね。目の前で、5人の女性が賑やかに女子会、女の子の方が元気がある、そんなシーンでした。
翌日、周南青年会議所主催の講演が無事終了した後、青年会議所のメンバーからマスカット・オブ・アレキサンドリアをお土産にいただきました。岡山での講演のときに、このマスカットが大好き、というわたくしの話を聴いたそうです。立派なマスカット、いいですね、大好物や美味しいものはちゃんと言っておくべきということでしょう。花束もいただき、ういろうも。とても重い荷物になりましたが、欲と得で、えんやこらえんやこら担いで帰りました。
翌10日、サントリーホールでの日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートへ、お目当ては仲道郁代さんのモーツァルトピアノ協奏曲でした。協奏曲の後はショスタコーヴィチの交響曲、あまりピンとこなかったのですが、聴いてみるとこれが賑やか、管楽器がフル出動で、とても楽しい交響曲でした。
11日は高知での講演、講演後美齢塾塾生との夕食でしたが、ここで思いがけないことが。その塾生がわたくしのために百合の花を店の個室に飾ってくれていたのです。金美齢デザインの「ありがとう台湾オリジナルTシャツ」の背中にある百合の花を見て、わたくしを喜ばせようと、事前に店に届けて飾ってもらっていました。本当は高砂百合にしたかったけど、まだ時期じゃなくって、と。感激です。しかも、食事に誘ったわたくしが支払うべきなのに、「いや、ここは私の勢力範囲です」と、ご馳走してくれて。
部屋に入ったとき、百合の花を見てびっくりして、ずいぶん気が利いた店だなぁ、と思っていたら女将さんがばらしたんです、前もって届けられた、って。いったいどういう方と食事をされるのか、と思ったそうです。わたくしのことを彼が、先生です、って言うので、わたくしが、いえ、ボーイフレンドです、と言いました。幸せなひととき。高知の美味しいお魚もいただきました。そういう心配り、気配り、とても幸せです。無縁社会などと言われていますが、こういう素晴らしい縁(えにし)を一人ひとりと結んで、素晴らし日々を送っているんだ、と改めて感じています。