嬉しいお花 (2012年03月07日)

 

 3月1日木曜日は長野県飯田市へ、東京からの距離は近いのですが、アクセスがよくありません。問題は距離よりもアクセス、といつも思うのですが、今回もそうでした。

 同じ長野県でも軽井沢であれば新幹線で東京駅から1時間、松本でも中央線特急スーパーあずさで新宿駅から2時間半、ところが飯田となると新宿駅から何と5時間以上かかります。新宿駅から特急スーパーあずさで茅野駅まで2時間、ここから普通列車で3時間です。車だと茅野駅から1時間なので、今回は茅野駅まで車でお出迎えをいただくことになりました。でも雪で山道が通れないときには電車になるので東京を2時間も前に出なくてはいけない、との気懸りが残ります。幸い車で来ていただけましたが、帰りも大変でした。できるだけ多くの方にご参加いただきたいと講演は夕方、終了後の東京への便がありません。そこで、中津川まで車で送っていただき、中央線で名古屋へ、名古屋マリオットに1泊してから翌日東京に戻りました。講演に来られる講師の方々が「札幌のほうがよっぽど近い」とおっしゃるそうです。その通りです。

 そんな飯田での講演、壇上に立った瞬間、来てよかったという思いが湧き上がりました。主催されている国際ソロプチミスト飯田のみなさんがとても熱心に告知され、チャリティ前売券1,800円、当日券2,000円が1,100枚も売れ、会場は満席でした。もちろん、告知だけではなく、それだけの人間関係や絆があって初めてできることです。それに壇上を飾る絢爛豪華なバラ、それもみな大輪、わたくしの新刊書「美しく齢を重ねる」に、この世を去る時には色とりどりの大好きなバラの花に囲まれて逝きたい、とあるのを読んでのことだそうです。

 控室にも素晴らしいアレンジメントのお花があり、帰りには真っ赤なバラの花束をいただきました。この花束と、控室のアレンジメントを「ちょうだい」と欲張りぶりを発揮してお願いし、その日泊まった名古屋マリオットホテルの部屋に飾り、翌日東京に持って帰りました。主催されたみなさんの熱心な活動ときめ細かい気配りで、とても満ち足りた気分でした。真っ赤なバラが日台交流サロンをいまも飾っています。

 東京に戻った次の日3日土曜日は福岡へ、距離はあるもののアクセスの良さで移動は快適です。空港から市内はすぐで、飛行機の便数も多く、ファーストクラスの便があります。講演会場は、博多湾に漕ぎ出す巨大な船をモチーフとしたヒルトン福岡シーホーク、船の舳先のようなところに海が見渡せるバスルームのある部屋に何回か宿泊しています。この日は日帰り、講演後は新幹線で大阪リッツカールトンホテルに移動、翌4日が伊丹での講演でした。

 飯田と対照的に伊丹では空席が目立ちました。お役所主催で、告知がうまくできていなかった様子、担当の方はとても熱心だっただけに残念です。ただ、来ていただいた方には喜んでいただけたようで、書籍販売でわたくしの本がたくさん売れました。いま、伊丹市では「日米友好の桜百周年」事業を展開しています。ワシントンD.C.のポトマック河畔の桜のルーツは伊丹だそうです。

 講演後、大きな花束をいただきました。その日は「美齢塾 in 大阪」で、またリッツカールトン泊、翌5日にその花束を包装し直して、いろいろな荷物と共に東京に持って帰りました。いま、この花も日台交流サロンを華やかにしてくれています。素晴らしいお花をいただくってとても嬉しいもの。どなたかに差し上げてしまえば簡単なのですが、喜びに苦労はつきものとばかりに、大きくて重たい荷物をよたよたしながらも運ぶ、それだけに飾った時の嬉しさ、愛おしさは格別です。

 「美齢塾 in 大阪」では30人以上の参加者があり、2時間ほどの座談会の後に夕食会となりました。テーマは橋下徹・大阪市長の政策について。身近な話題だけに、賛否両論の活発な意見が出て大いに盛り上がりました。みんなが積極的に発言して、とてもよかったです。最後にわたくしがまとめを。これらの様子はメルマガで塾生に報告します。

 6日、福岡でいただいたえらい高級そうな明太子をスタッフと共にいただきました。明太子スパゲティ、と言いたのですが、スパゲティはあまり好みではないので、代わりに美味しい稲庭うどんで。さすが高級明太子、舌触りが違う、などとワイワイやりながらの昼食となりました。

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