若者たちとの出会い (2010年01月27日) |
水曜日から出ずっぱり、いよいよ仕事が本格的に始まりました。22日は高松で香川銀行主催「新春のつどい」があり、前日夜に高松へ。この夜、一人の青年との夕食の約束がありました。1年半前に偶然に、それも3回も出会った青年です。
最初は福岡の電車の中、「高松においでになりますよね。ぼく講演を聴きに行きます」と声をかけてきました。「じゃあもし時間があったら声をかけてね」と別れたのですが、高松の講演会で本当に声をかけてくれました。3回目は岡山です。マリンライナーで岡山駅に到着し、乗換でプラットフォームの待合室に入ったところでばったり出会いました。そこで初めて名刺を交換し「今度またどっかで出会ったらご飯食べようね」と約束したのです。
数ヵ月後、先輩の結婚式に出席するため青年が東京に出てくるとの連絡が入りましたが、わたしの都合のつく唯一の日がその結婚式当日だったため東京での再会は実現しませんでした。そして1年半後の先週21日夜、高松で再会です。わたしの希望は、地元の人が行く美味しいお店、別にきれいじゃなくてもいいし、格式高いところじゃなくてもいい、とにかく魚の美味しいところ、でした。もちろん費用は年配者であるわたしが持ちます、と伝えて。素敵なお店を見つけてくれました。本人も初めてだという、ネットで懸命に調べた様子です。椅子のほうが好みのわたしのために、カウンター席を予約していました。いろいろな魚の料理を二人で美味しくいただきながら、聞くとなんと25歳だそうです。
まぁ、25歳の若者が、わたくしのようなおっかないおばあさんと食事してもいいなんて、よくそんな気になったものです。50歳も違う青年との夕食、地元の素敵なお店で、こんな出会っていいですね。偶然が3回も重なって、これがお互いに見合う年齢であればロマンスに発展したかも、と二人で大笑いです。とても楽しいひとときでした。独りの食事ではこうはいきません。ホテルにチェックインして、街をうろうろしてもいいお店を見つけるのは難しいし、独りではあまり楽しくもありません。だれかと一緒に美味しいものを食べる、行く先々でそういうことがあると、仕事ながら、地方へ出かけるのもとても楽しいものです。
高松からまたマリンライナーで岡山へ、前日もやはりマリンライナーで高松へ入ったのですが暗くて何も見えません、この電車に乗る楽しみの一つは瀬戸内海の美しい眺めですから、岡山へは少しでも明るいうちにということで、予定より1本早い電車にしていただきました。日没後でしたが、夕焼けが残っていてとてもきれい、念願だった夕焼けの瀬戸内海を眺めることができました。
岡山から名古屋へ、名古屋マリオットアソシアホテルで宿泊、翌日は豊川での講演、そして翌々日は福岡、さらにその日夕方は大阪リーガロイヤルホテルでのトークショーでした。読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」がスタジオから外へ飛び出し視聴者のみなさんと直接顔を合わせる、という初めての企画で、ホテルの大広間が超満員、とてもたくさんの方においでいただきました。西村眞悟さんも入ってのトークショー、司会は勝谷さん、いつも「何その格好!!」と三宅さんに怒られている勝谷さん、その日はなぜかとてもおしゃれな格好でした。
最後の質疑応答で、何人かの手が挙がったのですが、なるべく若い人、ということで指名された方が「僕は宮城県の仙台からやってまいりました」と。いやー、はるばる仙台からこのトークショーのために、これは嬉しかったです。質問したこの若者と、帰りにホテルの玄関先でばったり出会いました。待っていてくれたのかもしれませんが、「僕が質問した仙台からきた者です」と名乗りを上げてくれたので、またナンパしました。名刺を渡して、もし東京に出てくることがあって、お互いに都合がよければご飯食べようね、って。読売テレビのプロデューサに「また若い人とデートの約束をして!!」などと冷やかされました。わたしのいろいろな活動の中で出会う熱心な若者たち、そんな人たちの話を直接聞いて、食事をする、それはとても楽しみです。毎日が忙しく大変ですが、元気に、楽しく過ごしています。