常識的に考えて、お金の流れがおかしい (2010年01月20日)

 

 前回の「トップ二人の金銭問題」でお話した、日本テレビ「太田光の私が総理大臣になったら...秘書田中」でのわたしの発言は結局編集でカットされていました。このときのマニフェストは「出しゃばり過ぎるので小沢幹事長には議員辞職してもらいます」で、放映は15日金曜日、その夜遅く「石川知裕議員逮捕」という衝撃的ニュースのテロップがテレビ画面に流れました。まさに時事にかなったマニフェストで、先見の明のあるタイミングのよい番組だったわけです。

 前回わたしが申し上げたかったことは、常識的に考えて、お金の流れが絶対におかしい、ということです。物事の本質をみつめれば、それはとても単純で、簡単なことのはず。もちろんそれだけでは裁判には持ち込めませんから、検察もいろいろ固める努力をされている最中だとは思います。とにかく、コモンセンスから言って、お金の流れがおかしく、何かを隠すためにやっていると判断して当然なのです。

 このような事態になっても小沢幹事長は辞めない、幹事長職にいるあいだは権力を行使できる、辞めてしまうと自分の権力が急激に弱まることをよくわかっている人ですから。最後の最後、ぎりぎりまで幹事長職にしがみつくことでしょう。

 問題は民主党の議員たちです。この小沢氏側近の逮捕にもほとんどの民主党議員は堅く口を閉ざしています。個人的に話すと批判的な話も出てくる方も、表立っては何も言いません。このような危機的な状況で、嘆かわしいことです。年間一人一億円もの税金をついやすからには、国政に献身し、国益第一に励むべきで、その国会議員が、小沢氏の顔色をうかがって身動きできないでいます。有権者のみなさんはこの状況をしっかり見つめ、次の参院選挙での投票にのぞんでいただきたいと思います。

 わたしも仕事のエンジンがかかってきました。先の日本テレビの番組を皮切りに、大阪・読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」も始まりました。17日日曜日に放映されましたが、もう一本、24日日曜日にも放映予定です。ここでは原口一博総務相もフルに参加して、地方分権、地方主義について議論しています。この番組の中で、原口大臣にわたしが質問しました。以前にも番組の中で同じ質問をしたのですが、「あなたは小沢一郎さんを信じているのですか?」と。この時期ですから編集でカットされることはないと思うのですが、原口さんの返答、24日の放映でぜひご覧ください。

 17日は滋賀県長浜市で6つぐらいの町との合併の祝典があり、特別講師として招かれました。長浜は3回目です。最初が11年前、1999年の台湾大震災の年で、講演会場で震災救済募金へのご協力をいただき、講演後に長浜市モラロジーの方々と夕食をご一緒させていただいたときにもまたご寄附いただきました。二重にいただいた、ありがたく、懐かしい地です。

 先週は、わたしが理事長を務めるJET日本語学校での新年会があり、美味しいフレンチを、みんなで楽しくいただきました。仲間たちととても盛り上がった、幸せな新年会でした。今週は今日から連日講演が入っており、いよいよエンジンフル稼働です。

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