官房機密費 (2010年05月22日) |
先日、ホームページから次のようなメールが入りました。
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投稿時間:2010/05/18 10:45:00 (Tue) あなたが官房機密費を受け取っていた、あるいは英会話学習名目で自民党から金を受け取っていたという噂をネットで拝見しました。真実はどうなのか、回答をしてください。
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無礼なメール、何の根拠もない内容もさることながら、返事を強制する詰問調、一体何の権利があってこのような言い方ができるのか、わたくしには理解できません。このようなメールに回答する必要はないのですが、官房機密費のことでわたくしのことを本当に心配してのメールが届くので、そういう方々のためにもここではっきり述べておきたいと思います。
官房機密費など受取った事実は全くございません。残念なことに、政権与党時代の自民党に重視されるような大物ではありませんし。昨年、自民党が野党となってから、自民党県連からの講演依頼がときどき入りますが、県連からで、しかも野党からであって機密費とは全く関係ありません。自民党の与党時代、議員個人からの応援依頼はあったものの、党からはそのような依頼を受けたことは一切ありません。自民党月刊誌「自由民主」に毎月寄稿していましたが、他誌と同等の原稿料で全く正当な報酬でしたし、党本部の運営費であり、内閣の機密費などではありません。
むしろ野党時代の民主党には、本部で講演をしたことがあるし、民主党議員の何人かは応援もしています。小沢一郎さんにしても、自由党時代は応援していました。小沢さんがまともな発言をしていた時代、日本を普通の国にしよう、消費税10%に、などと発言し、本も出していたころで、日台交流の場で講演していただいたり、小沢さんの後援会でわたくしが講演したこともあります。民主党に合流して、民主党左派におもねる政策を推し進めるその変節ぶり、いまは全く評価していません。わたくしの発言は常に自分自身の主義主張や信条に忠実であり、いつどこでもゆらぐことはないのです。
「英会話学習名目で自民党から」とありますが、これこそ無責任きわまりない噂です。英会話講師は学生時代のアルバイトです。学生生活を支えるために通訳、翻訳などもやりました。40年以上昔のこと、しかも民間の派遣会社からの仕事で、役所や行政からの依頼は一切ありませんでした。外務省記者クラブの記者の方々に中国語を教えたことがありましたが、これは記者個人のポケットマネーで賄われていました。究極のフリーターとしてさまざまなことをやり、いろいろな方と知り合い、とても楽しく、しかも普通よりもはるかに良い時間給でしたが、所詮は言葉が少々できる、一介の無名な学生であり、官房機密費とは全く無縁です。
無責任な憶測、根拠のない発言は人間として卑怯です。そんな人が増えているように思えてなりません。嘆かわしい限りです。もっと、日本の社会のために、国のために何が貢献できるのか、どのような建設的な発言ができるのか、みんなが考えて欲しい、このままでは間違いなく日本は転落の道を進むこととなります。無責任な発言をする人たちは反省してほしい。ネットでの無責任な発言や書込みには興味なく、いいことを言われている、と聞けば嬉しいですが、死ねとか言われている、と聞いてもフンと鼻で笑ってしまうし、気にもなりませんが、ひと言、反省を促したいのです。英会話教えて機密費が出るなど、世の中甘くありません。そんなことも判らないで無責任な発言をする者がいるから日本は衰退するのです。
わたくしは手弁当での日台交流活動を進めてきました。言語力、政治的な関心、発言、洞察についてはいささか自負するところがあり、本来であれば、日台米の日本、台湾、米国の交流こそやるべき活動なのかもしれません。そしてそういうところにこそ税金が使われてしかるべきですが、残念ながらいままでそんな機会はなく、これからもないでしょう。特に民主党の世の中では、わたくしごときに税金や機密費をかけるといった発想は出ないはずです。これからも、そんなお金を当てにすることなく、わたくしの出来うる範囲で貢献してまいります。アメリカ留学経験がありながらも、オバマ大統領に「Trust me!」などと無責任な発言をする鳩山由紀夫さんとは英語力が違うと自負しており、日台米の緊密な展開に向けてのなにがしかの貢献ができるのではないか、そう考えています。