女性四人で盛り上がって (2010年03月24日)

 

 17日水曜日、丸の内にあるザ・ペニンシュラ東京のPeterというレストランで女性四人で食事を楽しみました。直前の週末に鳩山由紀夫さんが参議院議員女性何人かとここで食事をしたとの新聞記事があり、ちょっと先を越されましたが、予約はわたしのほうが早いはずです。というのも、リッツカールトン大阪でわたしの担当だったゲストリレーションの女性がスカウトされてこのペニンシュラで働いていて、東京のホテルに泊まる機会もないのでせめて食事でも、ということになりPeterを早くから予約していたからです。

 こういう会食には銀座のエノテーカ・ピンキオーリというイタリアンのお店を使うことが多いのですが、いつも同じレストラン、同じイタリアンでは変わり映えがしない、話のタネに初めてのところ、ということもありました。

 不景気だなんて言われてますがたくさんのお客さん、バーなどはいっぱいです。夕方5時から7時か8時ごろまでハッピーアワーと称して半額だとか、仕事帰りにちょっと一杯、というお客さんで混んでいるようです。お洒落で、新しい、若者が喜びそうな内装で、どちらかいうとクラシック好みのわたくしでもそれなりに素敵だと感じます。10席の個室も見せていただきましたが、内装、それに最上階の24階からの眺望は素晴らしく、一度使ってみたいという気分になりました。

 ゲストリレーションとして長いお付き合いのお嬢さんにはとても丁寧にしていただき、レストランの担当マネージャーの方にもいろいろと気を遣っていただき、快適な夕餉となりました。一緒の女性三人、みんな年下で、しっかりしたキャリアを持つプロフェッショナル、盛り上がって、盛り上がって、話が止まらない、それは楽しい夜でした。フランス料理のコースで、高級ホテルのレストランにしてはリーズナブルで気遣いも良く、コストパフォーマンスはとても良いのですが、オーナーシェフのお店のほうが料理の質はひょっとしたら高いかも、という気がしないでもありません。

 19日金曜日はまたまた富山での講演、南砺市にあるコマツNTCという会社の会合でした。前日に富山へ移動、飛行機が飛ぶ飛ばないで気をもむこのシーズン、このときも着陸できなかったら羽田に引き返すという条件付き、しかも最終便です。翌日の講演に間に合わなければ大変、危機管理として翌朝便の確保を考えて問い合わせると始発が羽田7時発、これは論外、次が9時発、これならなんとか乗れると予約をお願いするとプレミアムシートはすでに満席で全席でも残り僅か2つとのこと、そのうちの1つを、富山に無事着いたらキャンセルしますからと大急ぎで確保してから最終便に乗り込みました。機内でお会いした顔見知りのお医者さんに、無事到着するといいですね、と申し上げたのですがその方は全然心配していない様子でした。富山空港に無事着陸したとき、目の前の客室乗務員に思わずピースサイン、やっとホッとした気分になりました。多くの方に来ていただく講演に遅れたり着かなかったりしたら大変、移動にはドキドキハラハラすることが多いのです。

 南砺市では先月も講演がありましたが、全く違う方々の参加です。工場を見学させていただきました。不景気、輸出減で機械のいくつかは止まっていましたが、また少しづつ仕事が増えてきているとのことです。とてもレベルの高い、ユーザーから厚い信頼を得ている製品なのですが、わたしのようなメカ音痴にはどういうものなのかははっきりとは分かりません。でも説明を聞いて、工場の実績や数々の表彰などから、日本の素晴らしい技術を受け継いでいる会社であることは間違いないようです。製造機械を作っていて、建設機械を作っているコマツとすみわけをしています。社長さんによると、一番困るのは円高とのこと。世界中に輸出しているので大きな影響を受けます。製造業がどんどん海外に出ていって技術移転している日本はどんどん空洞化している、それは結局は日本の首を絞める、ブーメラン現象が起きる、そんなお話を直に伺い、日本の抱えている問題の一端を少しはわたしも理解できた気がします。

 この三連休、亡き連れ合いの先輩だった方のお別れ会に連れ合いの代わりに出席しました。それ以外の外出はなく、こんな暇な日々は最近まれです。事務所にこもって整理整頓を心がけましたが、一生懸命にやったわりには机の上はまだ散らかっています。

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