口蹄疫 (2010年05月19日)

 

 15日は、いま全国が心配している宮崎でした。だいぶ前から決まっていたことで、宮崎日日新聞社主催のみやざきレディース倶楽部グレイス定期講座での講演です。事前に確認しましたが、行政主催の催し物はキャンセルになったりしていますが、これは予定通り実施するとのことで、前日に宮崎に入りました。

 宮崎といえば、かの有名なリゾート施設シーガイアのホテルに何回か泊まったことがあります。鳴り物入りで出来たシーガイア、ゴルフ場あり、プールあり、サミット誘致のために作った国際会議場ありの施設、その中にある大規模で豪華なホテルですが、バブル崩壊後はご多分にもれず苦しい経営状況で、いまは普通のホテルとして存続しているようです。今回は宮崎市内です。宮崎観光ホテル、初めての宿泊でしたが、なかなかよいホテルでした。アメニティも高級です。

 こういう時期こそ宮崎牛を、とホテルのレストラン「みやちく」で鉄板焼きをいただきました。宮崎の「宮」に畜産の「畜」でしょうか、宮崎牛専門レストランで、とてもおいしいヒレ肉でした。大変な宮崎県に何か貢献したかったので、お店のケースにあるハムやソーセージをたくさん買って東京に送り、宮崎牛の宣伝も兼ねてみんなに食べてもらおうと思ったのですが、クール宅急便で送ることができないと言われ、これはあきらめました。翌朝入ってきた宮崎日日新聞を見ると一面下に「募金活動開始」の広告、これこそできる、と手持ちの現金から帰りの費用などをとって講演担当者である宮崎日日新聞社の方に渡しました。募金開始は翌々日の17日月曜日から、月曜日になったら寄付してください、とお願いしたのです。金額は5万円、現金はあまり持ち歩かない主義なので、あとはふるさと納税で貢献しようと考えています。

 講演の最初でこの話しをしました。募金活動を応援したかったのです。宮崎日日新聞社が募金を始めますから、みなさんも出来る範囲でご協力ください、隗(かい)より始めよ、のことわざ通りわたくしも5万円寄付させていただきました、後日ふるさと納税もします、と。さらに、県外で働いている身内や友人の方々にもお声をかけていただき、ふるさと納税などでご協力いただきたい、今朝の投書欄に長崎県在住の24歳の青年がふるさと納税をしました、とあります、こういう制度も大いに利用してください、とも。聴衆のみなさまの背中を少しは押せたのではないでしょうか。

 翌16日は鹿児島、宮崎から鹿児島まで列車で2時間数分、直線で100kmにもならない隣の県の町、しかも特急でです。単線なので待ち合わせをしながらで、スピードもあまり出しません。2時間に1本の特急はがらがら、グリーン車はわたくし一人、指定席車両もほとんど一人ぐらいの乗客、多分多くの方は車で移動されるのでしょう。グリーン車、少しカビ臭かったです。講演前日の移動で、鹿児島はいつもの城山観光ホテルでした。鹿児島湾を一望し、その向こうには桜島、という絶妙のロケーションにあります。

 講演は、自由民主党鹿児島県連主催の政経セミナー、わたくしが前座で、次が義家参議院議員、最後に谷垣総裁、講演後に尾辻参議院議員が加わってのシンポジュームというスケジュールで、会場はかなりの緊迫感に包まれていました。口蹄疫問題です。宮崎では、一般のご婦人が聴衆で、しかもわたくしが一方的に話しただけだったためか、さほど感じなかった緊張感、危機感をここ鹿児島の政経セミナーではひしひしと感じます。宮崎で拡大したら鹿児島も危ない、と。

 そんな空気の中、危機感、緊張感の感じられない民主党の対応を考えざるを得ません。発生早々の重要な時期、一刻の猶予もならないというそのさなかに赤松広隆農水相が外遊、発生確認が4月20日、農水相外遊が5月2日から、帰国後しばらく経った5月10日になって初めて現地を訪問しました。何が緊急で、何が緊急でないのか、そんな判断ができない、やはり素人政治と言われても仕方がないでしょう。セミナー会場では、鹿児島の市町村の担当者の方々が谷垣総裁を囲んで真剣に話をしており、強い緊迫感が漂っています。5月17日になってやっと対策本部を立ち上げた民主党に対して、4月30日には谷垣総裁を本部長とした対策本部を立ち上げていた自民党、そんな自民党が野党というのが残念です。

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