元気の出る報道を (2010年01月08日)

 

 みなさん、あけましておめでとうございます。また新しい年が始まりました。年末年始は台湾でした。昨年はベトナムでしたので、2年ぶりです。今回、最も印象的だったのは、年末年始にかけて台湾での株がどんどん値上がりして、人々の気分も上向の様子だったこと。帰ってみると、日本のメディアは相変わらずホームレスの人たちの宿の問題をさかんにとりあげていて、雰囲気はかなり違います。台湾も決して景気がいいわけではないのですが、株価が上がって明るい気分です。景気は気分ですから、みんなが嬉しくなるような、楽しくなるような、ハッピーになるような、明るい部分にスポットを当てた報道がもっと欲しいところです。

 台湾の新聞のほとんどが、昨年1年間の株の値動きを報道していますが、年初があまりににも低かったこともあって、全ての国で株価が上昇しています。高い上昇率の国がずらっと並ぶ中、一番低いのが日本、日本だけが元気がありません。これは気分の問題もあるのです。元気の出ない報道が多すぎる、明るいニュースもあるはずです、そういうのをもっと報道すれば、みんなの気分も変わるのではないか、と考えています。

100108.jpg メニュー(写真クリックで拡大表示されます)

 取材も兼ねた台湾での日々、いろいろな方にお会いしました。そのなかで、台湾に行くたびにお会いする蔡焜燦(サイ・コンサン)さん、司馬遼太郎さんの「台湾紀行」のなかで司馬さんの案内役となった老台北、に会食へのご招待をいただきました。そのときのメニューを掲載しますので、雰囲気だけでも味わってください。普通は北京ダックですが、彼はそうは絶対言わせません。「北京ダック」と言うと、「違います。台湾ダックです」あるいは「台北ダックです」と訂正されます。アンバサダー ホテルの台北ダック、とても美味しいダックです。楽しい、美味しいおもいがたくさんの台湾でした。

 帰国後いきなり、藤井裕久財務相の辞任、小沢幹事長の東京地検特捜部事情聴取要請、と続き、かなり波乱含みの年になりそうな気もします。わたしは、すでに仕事がぼつぼつと入っていて、かなり忙しい1年になりそうな気配です。今年も元気に働いて、楽しい日々を過ごしたいと願っています。

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