講演旅行(その1) (2009年11月17日)

 

 多忙を極め、2週間ご無沙汰しました。10月初旬からの過密スケジュールがピークを迎えています。10月に4泊5日の講演旅行がありましたが、11月に入ってからも4泊5日、5泊6日の講演旅行と続いています。今週を過ぎると少しは落ち着いてきますが、12月半ばまでは気が抜けません。一つひとつの仕事を確実にこなす日々が続いています。

 11月の4泊5日の初日は2日月曜日、東京でのテレビ収録後の深夜に羽田宿泊です。3日早朝北九州へ、福岡県苅田町(かんだまち)での講演、小倉近辺は今年4回目でしょうか、今回はおいしいお魚はなし、すぐ名古屋への移動となりました。ここまで来て、と少し心残りでしたが。4日は宿泊先の名古屋から三重県伊賀市へ、忍者の里、とても頭のよい知人女性の出身地、一度は訪れたいと思っていました。講演後すぐまた名古屋へ、5日は大垣へ、大垣商工会議所主催の講演会、6日金曜日が4泊5日の最終日で、大阪でのテレビ収録でした。このときの「たかじんのそこまで言って委員会」は8日日曜日に放送され、いろいろな反響がありました。

 多くの賛同のメールに混じって、「本人がいない所でしかもテレビで人の悪口を言うのはいかがなものか」というのをいただきました。悪口ではなく批判なのですが、相手は公人、政治家、しかも大臣、はっきりと意見を述べ、批判して当然です。これまでの閣僚がどれだけめった切りされ続けてきたか、そんな事実をご存じないのか、とおもわずつぶやいてしまいました。

 8日は日帰りで南アルプス市、合併でできた名称で、甲府から車で数十分のところにある、富士山がきれいに見える素敵なところです。次の9日月曜日が5泊6日の初日で、東京でのテレビ収録、終了が深夜12時半という地獄の収録後羽田泊、翌10日早朝長崎へ飛びました。諫早で講演、その後に熊本への移動なのですが、鳥栖を経由したJR陸路での遠回りコースを変更して、海路も使った直進コースをとりました。せっかくなので船にも乗りたい、とお世話いただいているプロダクションの方にお願いしたのです。

 途中の雲仙で宿泊、あいにくの雨でしたが、素晴らしいホテルに大満足でした。九州ホテル、もうすぐ創業100年になるという由緒正しいホテルで、雲仙を切り開いた当初、訪れる外国人のために建てられたとのこと。箱根の富士屋ホテルや奈良の奈良ホテルと同様で、日本情緒を強く感じさせてくれます。初めての宿泊でしたが、素敵なお部屋をご用意いただきました。おそらく予算を超えた、格別のグレードアップなのでしょう。部屋にかけ流しの温泉があってゆっくりできます。夕食は百年ダイニングでかなりのご馳走、次から次へといろいろな料理が出て、最後のステーキは一切れをいただくのがやっとでした。残りを夜食に、炊き込みご飯もおにぎりに、と希望を申し上げ、叶えていただきました。ここの若女将、それはそれは美しい方です。サービスもいき届いています。機会がございましたらぜひお泊りください。

 翌11日、雨も風も強く、島原から熊本港へのフェリーが心配です。問い合わせると平常通り運航しているとのこと、これで一安心、プロダクションの方にフェリー便の予定を連絡したとき「沈んでもわたし泳げるから大丈夫よ」とつい冗談がでました。高い波で少し揺れましたが、フェリーは熊本港に無事到着しました。残念だったのは、大きな船にもかかわらずお客さんがわずかだったことです。フェリーはいま大変な時期に差し掛かっているという印象を受けました。島原から熊本まで30分、これが陸路だったらかなり遠回りとなります。みなさんもたまにはフェリーに乗って船旅を楽しんでください。


続きを明日11月18日に掲載いたします。

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