温かいものが美味しい季節 (2009年09月30日)

 

 23日水曜日は松山での講演でした。前日入りして松山の全日空ホテルに宿泊、ここに泊まるのはこれで何回目でしょうか、松山、そして愛媛県全体との縁がどんどん深くなるようです。講演会場は高島屋ローズホール、ほぼ満員の盛況ぶりで、切符がとれなかった、というメールもいただいています。「不動産フェア2009」という愛媛県宅地建物取引業協会松山支部主催の催し物のなかでの講演でしたので、住まいに対するわたしの考え方を述べてまいりました。

 衣食住のなかで最も大切なのが住だ、とわたしは考えています。住に地の利があれば人の輪も広がる。大河ドラマ「天地人」にある天の時、地の利、人の和、その地の利が人の和、そして輪を生み、さらには天の時も引き出す、ということなのです。3畳一間での2人住いから始まったわたしの日本での生活が、住を中心にどのように変遷してきたのか、住を最優先にして、どのように美意識を高め、人間関係を構築し、生活してきたのか、といったお話をさせていただきました。ご参加いただいた方の、何かの参考となれば嬉しいのですが。

 その朝は、松山在住の青年と食事をしながらいろいろな話をしました。まあ、夜明けのコーヒー、というわけではないのですが、いつもメールをいただいている若者で、このホームページを通してみなさんにどう働きかけるか、メンバーシップを取り入れたらどうか、など、わたしの考えていることを話し、参考意見を求めたのです。そのときも、そして後日も、真剣に考えて、ほかの人の意見も聞いていただき、多くのよい意見が集まっています。

 26日土曜日は自衛隊中央病院の高等看護学院で、看護師をめざす若い人たちにお話をしています。28日月曜日はJET日本語学校の入学式でした。毎年4月と10月に新しいコースが始まりますが、今回は四十数名の新入生を迎えています。新しい顔がずらっと並ぶなか、校長に続いて、理事長であるわたしが挨拶、中国語、広東語、英語、韓国語の通訳がつきます。この通訳は1年、あるいは1.5年、2年の各コースの卒業式にはつきません。卒業するときは、完璧とはいわないまでも、日本語の挨拶が理解できるようにして送り出すということなのです。何回も繰り返されてきたこの式典、迎えるときも、送り出すときも、それぞれに嬉しさがあります。

 暑さも過ぎて、そろそろ温かいものが欲しくなり、すき焼きを今週2回もいただきました。しかも土日連続、最初は息子の家族と、次はちょっと知り合いの新入生をいれた数人と、世界一美味しいとわたしが認める日本の牛肉で。牛肉スープも2回、わたしが作りました。鍋も美味しい季節、フグのフルコースを数寄屋橋でごちそうになりました。この季節、楽しいですね。学生たちとは、次はしゃぶしゃぶ、と話をしています。みなさまもいかがですか。

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