スイーツフェア in 台湾 (2013年11月15日)

 

 クールジャパン推進会議でわたくしが提案したスイーツフェア、その台北開催が終了しました。美齢塾塾生からのレポートが届きましたので、お読みください。

***************
 11月の10日と11日、金先生の台湾での常宿シャーウッドホテルで、スイーツフェアが開催されました。政府のクールジャパン推進会議の有識者メンバーである我らが金先生の「和製スイーツは日本人の緻密さや技術力を表す好例です」というご提唱のもと、台湾でのフェア開催となりました。先生のご懇意の、福岡市にある洋菓子界の草分けといわれるフランス菓子16区の三嶋隆夫オーナーシェフが中心となり、東京帝国ホテルの望月シェフほかが日本から参加し、現地のパティシエや業界関係者向けの企画もされ、招待客、一般客を含めて、二日間で4回実施されたフェアには定員の480名のお客さんがいらしたそうです。ホテルのワンフロアを借り切った会場は人であふれていました。開幕のセレモニーでは、金先生がこのスイーツフェアへの強い思いを述べられました。そしてシェフを代表して挨拶された三嶋氏の台湾への愛情あふれるお言葉には、共感と感動を覚えました。この三嶋氏をスイーツフェアに招聘された先生のご努力に改めて感銘を受けた次第です。

 アップルパイ、抹茶のショートケーキ、和三盆のロールケーキ....おいしいケーキの甘い香りが会場一杯に漂って、何と幸せな空間だったことでしょう。その他スイーツの材料の抹茶や米粉、乳製品等の農産物の出店もありました。そして、先生との深い絆の今治タオルも紹介されていました。二日間のフェアの間中、先生はずーっと会場を巡りながら、招待客のVIPや応募して参加した一般客らに、にこやかに応対されていました。10日の夜には金先生主催の、シェフ、スタッフ、その他関係者、そして何もお手伝いしてないのに私たち塾生も参加させていただき、総勢40名を超える大宴会が「明福台菜海産」で開かれました。三嶋シェフの奥様によると「何度も台湾に来たけど、こんなにおいしいお食事ができたのは、金先生とご一緒できたお蔭です」と、ご夫妻で感動されたそうです。

 二日間のフェアを終え、12日朝にホテルを発たれる先生をシェフやその他のスタッフ、ホテルの支配人達が大勢でずらりと並んでお見送りした時、「大成功でした~」という声が聞こえてきました。でも、そこに至るまでの道のりには先生の大変なご苦労がありました。

 先生は8日、夜9時にホテルに到着され、その時からいつもよりまた一段と厳しさが増したご様子だったと、近くにいた塾生から聞きました。スタッフの要領の悪さに起因するブースの設営やそのデザインの稚拙さ、現地要人への連絡の不行き届き等、先生の陣頭指揮がなければ改善されなかったことが多かったようです。クールジャパン会議から農林水産省へそしてJRO(特定非営利活動法人 日本食レストラン海外普及推進機構)という組織に委託されたこの催し....結果、責任の所在が不明確になって、いつもの日本の官僚組織の悪い面が現れたのではないでしょうか(先生の6月のドイツの旅でのご体験談でもありましたね)。9日の夜に急きょ塾生たちとの食事会が開かれた理由を、先生は「スタッフたちとの食事会の予定だったけど、顔を合わせて食事を楽しむ気にならなかったの」ということで、私たち塾生は喜んだのですが....。

 フェアが終了した後で、JROの方は「今回は参加者を募集したら、あっという間に定員の480名になりました、そして台湾在住の有名ブロガーが多数参加し、レポートしてくれた様です」と安堵したご様子で話されました。ただ、きっと話してる相手が塾生だと認識されてのことでしょうか...「課題は今後にまだまだ残っています」と真剣な顔をして、付け加えることも忘れられませんでした。

 最後に、今治タオルの方のうれしいご感想を紹介させてください。「金先生との絆を大事にして、今回このフェアに参加できて、みんな本当に良かったと言っています。」続けて「美齢塾の塾生さんたちはきちっとされていて、みなさん素晴らしい方たちですね」というお言葉をいただきました。私は「ありがとうございます。先生に叱咤激励されて、みんな成長しているんですよ」と返答しました。...「もちろん、準塾生の私に限っては残念ながら成長はとっくに止まってしまっていますけど...」と心の中で呟きました。

ページトップへ