今回の３連休は忙しかった。幸いにも良い天気に恵まれて、台風が来襲した前回の３連休だったら大変でしたが、そんなときには仕事がなくて。日ごろの行いがいいからこのような巡り会わせになるのかしら、とちょっと自画自賛、まあ、ホッとしています。

　２１日土曜日は高知での講演、２０日の夕方高知に前入りして、土佐ロイヤルホテルに宿泊しました。ここは大和ハウスグループのホテル、小高いところにあって、海が見えて、確か和歌山にも同じようなホテルを持っていると記憶しています。まあはっきり言ってＢ級、どうしょうもない、でもここしかないし、講演会場でもあるので仕方ありません。家族連れ向きなんですね。ですからわたくしには合わない、ということなのでしょう。

　家族で宿泊するレジャー施設といった感じで、部屋もそこそこ広く、ベッドが２つあって、家族全員が泊まれるように座敷もあります。でもそういうのは嫌いなんです。ただ広いだけで、わたくしには使いようのない余計な座敷だし、その上、浴室が粗末、大浴場があるからなのでしょうが、好きじゃないから大浴場はほとんど利用しないし。わたくしが普段利用している大都会のホテルは、部屋も洗練されているし、サービスも、食事もいい、地方都市にはそんなホテルはなかなかありません。地方のこういうホテルでは全てに限界があるということなのでしょう。大都会の洗練されたホテルの良さを再認識しています。でもまあ、仕事ですからとやかく言うと罰が当たるので言いません、と思いつつもついつい言ってしまいますが。高知は午前中の講演、午後には東京に戻り、夜は娘家族との食事でした。敬老の日に一緒に食事ができなかったので。いつものフレンチレストラン、腕のいいオーナーシェフ、吟味された素材と、なじみの店はいろいろな意味で安心できます。

　２２日は大阪へ、翌２３日の講演のための前入りです。講演は薬剤師会主催、前日の懇親会に参加しました。まあ賑やかなこと、全国から薬剤師の方々が集まって。年に１度の全国大会、持ち回りで今年が大阪、来年は山形だそうです。各地からみなさんが熱心に集い、とても盛会でした。何人もの挨拶があり、その後立食、という例のパターンで、わたくしはもっぱら、みなさんとのご挨拶や写真撮影、食事には一切手をつけていません。ほどほどで切り上げて、リッツ・カールトンのカウンターで天ぷらを一人でいただきました。そこで隣に座った若い男女二人、ちょっと素敵なカップル、いろいろと話をして、せっかくのデートを邪魔したのかもしれません。二人ともお医者さん、でも、若いのにリッツで天ぷら、というのに興味があって訊くと、男性の誕生日祝いに、ということでした。

　２３日の講演は２時から３時まで、３時からは、講演会場の会議室をお借りして美齢塾の座談会、３０人ほど集まりました。５時に終えて、リッツ近くの中華料理店でみんなと賑やかに夕食をとり、新幹線のぞみ、その最終２本前で東京に戻りました。のぞみ最終で、とも考えていたのですが、少し早目に帰って。それでも自宅に着いたのは夜１１時過ぎ、長い１日でした。講演、座談会、食事会と、この歳にしてはよく動く、と、ここでも自画自賛です。