花より首相 (2013年04月16日)

 

 9日は大阪での講演、日帰りです。そして11日が日台交流サロンでの一大イベント、恒例のお花見の会ですが、もちろん桜はもう葉桜、でもキーワードは「花より首相」ということで、首相をお迎えしてのパーティとなりました。わたくしと安倍総理大臣の2人の都合がつく日、ということで決めましたが、いやー、盛り上がって。新宿御苑の桜を見ながらのパーティ、東日本大震災で1度だけ無しとした以外、20数年間毎年開催してきましたが、現職の総理大臣にお越しいただいた今回はハイライトでした。

 小泉純一郎さんが総理になられる1年ほど前に、神宮の花火を見る会にお出でいただきました。その後、森元首相、安倍元首相、それに多くの政治家の方々にお出でいただいていますが、現職の総理となるとやはり違います。いままで参加されていた政治家の何人かは閣僚となっての参加となり、サロンのあるビルの入口には車が5台、SPもかなりいたとのこと、またサロンの入口にも数人のSPが、サロン内の玄関には一人のSPがばーーんと立っている、そんな光景は初めてです。孫娘二人は、リアルSPとか言いながら大興奮でした。今回の本屋大賞「海賊とよばれた男」の著者、百田尚樹さんも急な連絡にも関わらずお見えいただいて、これにも一同大興奮、今までの花見の会で最も盛り上がったパーティとなりました。

 翌日の産経新聞・安倍日誌にもしっかり出ていますが、義理堅い安倍総理大臣、いままで毎年来ていて、総理になったとたんに来ない、ということはなく、1時間以上もお楽しみいただきました。拍手喝采でお迎えしたみなさんも、長い付き合いの、気持ちのよい方々ばかりなので、総理も本当にリラックスされていました。

 これから毎年こういう催しができることを切に願っています。サッチャーさんは11年間在職、まあ日本で11年は無理でしょうが、せめて2期、欲を言えば3期、9年、史上最長在職の首相となるように、そしてその間に日本をきっちり立て直し、国際社会における日本の存在感をしっかり打ち立てる、と多くの人が願っており、わたくしも簡単にあの世に行くわけにはまいりません。元気で、それを見守っていく覚悟です。

 こういったホームパーティ的なものは日本ではなかなか難しい、それだけに続けていきたいのです。パーティを支えるスタッフは、当日はもちろん、その前後にも大変な手間暇をかけています。そんな支えと、わたくし自身のエネルギーがなんとか持続できたら嬉しいのですが。

 13日は徳島での講演、これも日帰り、しかも翌14日が羽田発早朝便なので、こういうときの羽田エクセルホテル宿泊です。このホテル、夜遅い羽田着か朝早い羽田発のお客さんが大部分、というかおそらくそれが全て、ですからホテルとしての努力をあまりしていない。朝食はごくごく普通、と言うか、粗末とも言えるくらいです。まあ、カフェオレをお願いしたら作ってくれたので、あまり文句を言いたくはないのですが、クロワッサンのまずかったこと。それにいろいろな料理がすでに切れていて、ウエイターに言いました、ちょっと、もう何もないよ、コールドミートも、サーモンも、と。それで少し出てきましたが、努力しなくてもお客さんが来るという環境がホテルをダメにしており、努力や向上心の大切さを改めて思いました。

 羽田発の早朝便で向かったのは福井県の大野市、岐阜県との県境にあり、小松空港から山を越えて車で90分もかかります。ここの市長さんがとても熱心で、ぜひにとお願いされました。当日のプログラムは盛りだくさん、いろいろな儀式、わたくしの講演、シンポジウム、子どもたちのメッセージ、とかなりの長丁場です。やってる方も、聴いてる方も疲れたかと思いますが、市民に呼びかけたいと一生懸命の市長さんの志に応えてまいりました。

 福井県は0増5減の該当地、衆議院議員定員3人が2人になるそうです。これによって、稲田朋美大臣の地盤が大野市まで広がるようで、大野市での講演を知った稲田さんから、大野市にぜひエールを送ってきてください、と頼まれました。

 でも遠い、しかも日帰りです。往路もそこそこ疲れましたが、それに追い打ちをかける疲れが帰路にありました。飛行機が遅れたのです。出発に30分、羽田の混雑で30分、合わせて1時間近くの遅れです。限界ぎりぎりまでの荷物を背負わせたラクダは、藁1本の荷物を追加されただけでガクッと崩れる、と言われますが、まさに最後の1時間遅れが、最後の藁1本となりました。

 遠いのも、日帰りも、それは最初から覚悟していること、せめてスケジュール通りであれば、その覚悟内となるのですが、覚悟外の遅れにはがっくりきます。しかも羽田では、タクシーに乗ろうとして乗れず、モノレールに乗ったのですが、みんなが快速に乗るので座れませんでした。幸い、浜松町ではタクシーがたくさん待っていて、すんなり乗れ、遅くなりましたが無事自宅に到着しました。

 15日は事務所での雑用、片付け、それに早朝から電話があったりして、何かと忙しく過ごしています。今日16日は歌舞伎座のこけら落とし、1部、2部と連続で観ます。これもかなりの覚悟が要りそうです。でも楽しみ。3部は18日のお楽しみ、それでこけら落とし4月演目のすべてを観ることとなります。素晴らしい時間をエンジョイできることでしょう。あと観たいのは6月夜の部の海老蔵の助六です。

 台湾の地震災害への義援金を送りたいが妥当な口座がない、口座を開設してほしい、というメールを何件かいただいております。いまそのような募金活動をするつもりはありません。それには大変な責任と労力が必要で、いまのわたくしにはその時間的な余裕がないのです。もし台湾への何がしかの貢献をしたいとお思いでしたら、海外旅行する際に、ぜひ台湾にお出かけ下さい。それが一番の貢献になります。よろしくお願いいたします。

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