一面の銀世界 (2013年01月14日) |
目の前に広がる新宿御苑は一面の銀世界、東京での今年の初雪です。今冬での初雪でもあると思います。わたくしがいないときにちらほら降った日があるのかもしれませんが。とにかくこの冬初めての本格的な雪です。東京でこれだけの雪が降るのは滅多にないこと。夜に降って、朝起きると一面の銀世界、という経験は何度かありますが、このように、朝からの雨の景色が、雪となり、どんどん積もって、あっという間に真っ白な景色になるという、この変化を楽しめる機会はそんなにはありません。
ここに住む最大の楽しみは桜ですが、この雪景色も美しい。御苑の中を歩いている人がちらほら、最初は1人だったのが、2人となり、3人となり、いまは5,6人にもなって、中には傘をさしていない人も。歩いてみたい気持ち、分かります。一面の銀世界を眺めていると、わたくしだって歩きたくなりますが、実行には移せない。すごい、こういう人々の好奇心が人間の進歩を支えてきたのでしょう。インタビューしたい気持ちですが、降りて行くのは大変なのでやめておきます。
街ですと車や人ですぐにぐちゃぐちゃになって、見事な雪景色とはいえなのですが、車はもちろん、人も殆どいない新宿御苑は素晴らしい。音もなく舞い降りる雪が木の枝に積もり、空間を覆い尽くしています。これはある種の特権です。雪のない台湾の人などは、雪を求めて冬の北海道にわざわざ出かけるわけですから。
13日日曜日に放映された「たかじんのそこまで言って委員会」、ご覧いただいたでしょうか。放映の前日にお知らせした通り、安倍総理大臣がおいでくださいました。総裁になられてから一度おいで下さったのですが、そのときに辛坊さんが、総理大臣になられても来ていただけますか、と訊いたときには確約はいただけませんでした。その時になってみないと、立場というものもあり、確約はできなかったわけですが、今回わざわざ大阪まで来て読売テレビに出演いただきました。決して裏切らない方です。
出演を内々には聞いていたのですが、最後までどうなるのか分からなかったので、対外的には言いませんでしたが、収録が無事終わったので皆さんに「ぜひご覧ください」と申し上げました。放映された番組をわたくし自身はまだ見てないので、どのように編集されたのかは分かりませんが、収録ではいろいろな受け応えがあって、とても楽しかった。総理大臣がわざわざお出かけくださる、というこの番組、やはり特別です。
飯島勲さん、例のこわもての、小泉元総理の秘書官、今回特に乞われてまた官邸入りしましたが、週刊文春のご自身の連載コラムで、もうテレビには出ません、とはっきり書いていました。それを読んだばかりだったのに、収録に突然現れて。あら、あなたテレビに出ないって言ったんじゃないの、と思わず質問すると、いや、出ろって言われた、って。総理大臣に言われたのでしょう。これは特別ですか、と訊くと、特別です、とも。今後も出ますか、と更に突っ込むと、いやー、今後出るときは政権がよっぽど大変なときだと思います、とかなんとか。面白かった。楽しい収録でした。
数年前から年賀状を書くのをやめており、どなたにも出しておりません。くださった方々、ありがとうございました。