お元気で美しい90歳のご婦人 (2013年02月26日) |
前回のメルマガで「49年ぶりの東京でのホテル生活」と申し上げましたが、間違いでした。羽田エクセルホテル東急にときどき泊まっており、そのことをすっかり忘れていました。
羽田発午前便に乗らなくてはいけない場合に、羽田までの朝の移動が難しいので前泊します。23日もそうでした。24日の福井行きが午前便に、雪などで遅れると講演に間に合わない、と早めの便で移動することにしたのです。夜、羽田エクセルにチェックインしたときにここが東京のホテルであることに初めて気が付きました。ホテルニューオータニが49年ぶりの東京のホテル、ではなかったのです。それを知って、我ながら可笑しくもありました。危機管理の一環で、移動のためだけの宿泊、だいたいが夜遅く入って、朝出かけてしまうので、まあ「ホテル生活」とは言えないのですが。
先週は福井の前に富山に行きました。当日は東京でも雪がちらほら、雪国富山はどうなんだろう、と心配しながらニューオータニから羽田に向かい、飛行機に乗り込んだのですが、富山は降っていませんでした。いつもとは逆なんです。講演後すぐの便がなくて2時間ほど空いたので、少し遠いのですが、「難波」というところにお寿司を食べに行きました。普段は一人で移動しているのですが、この日はプロダクションのお嬢さんが同行しており、二人で。「難波」は以前にも行って、美味しかったところ。そのときのコラムでも書きましたが、富山なのに何で難波、って尋ねたら、ご主人の名前、とのこと。富山のお寿司屋さんですが、ご主人の出身は岡山、橋下大阪市長が弁護士活動や講演活動で富山に来ると必ず立寄ったというお店で、二人の子だくさん自慢で盛り上がるとか、橋下さんには少々負けている、とご主人。ここは地元のお魚がたくさんあって美味しい、40分ぐらいの駆け足でお寿司をいただき、空港に向かいました。この日は、富山まで行っての日帰り、珍しいです。
そして24日の福井行き、ここも雪国、危機管理で早い便ででかけましたが、ちゃんと時間通り到着、雪はここでも大した降りではありません。モラロジー研究所の福井の方々の集会でとても盛会でした。この時期になぜ福井に、というと、それはカニです。越前ガニを食べたい、ということでカニの季節を選んだのですが、知り合いが自分の店にどうぞ、ということになり、いただいたのはフランス料理で、カニばかりとはなりませんでした。前日であれば別のお店でのカニ尽くしだったようです。でもカニのビスクが出て、とても美味しくいただきました。
福井での宿泊は、何と天皇陛下のために改装したという特別室、立派な部屋でしたが、受付のお嬢さんが無愛想でした。いつものホテルですと、みなさん顔見知りで、会えばニコニコと親切にしていただけるのですが、福井の人は初対面ではなかなかニッコリはしない様子。しかも、特別室にチェックインするお客さんに、ニコリともしないで「名前はなんですか」といった対応は、やはり教育がよくない、ホテルは町の看板でもあるわけですから。フランス料理をいただきながら、同席した地元の企業人の方々にこのことを申し上げておきました。外から来る人の第一印象として大切だと考えてのことです。
講演の前に稲田朋美大臣の会合があり、1つ早い便だったので、この会合にも出席することができました。地元から大臣がでた、ということでモラロジー研究所福井県婦人部が主催したもの。大臣としてお忙しいなか、前日から福井入りしての出席です。モラロジー研究所理事長夫人が最初に挨拶、わたくしもちょっとお話をして、大臣のお話がありました。3人の美女が、盛りだくさんの話、自分で言うのもなんですが、中身の濃い会合でした。予定の1時間できっちり納まっています。
主催された安田蒲鉾店の会長さん、なんと90歳、まだまだお元気でお美しいご婦人、従業員の賄い食を朝から采配しているとのことです。わたくしが79歳って威張っていますが、まだまだ、この方に前に出たら、ちょっと恐れ入りました。そんな見事な手本がある、頑張らなくちゃいけない、と改めて考えています。