仙台での会食 (2011年09月20日)

 

 12日は関西テレビの東京での収録、9月25日日曜日午後4時5分からフジテレビ系で放映される「世界が驚くニッポンの力!スゴイぞJAPAN」という番組です。沢村一樹さん、なかなかイケメンの俳優さん、それに高島彩さん、アヤパン、などがメインキャスターでした。事前に届いた資料に高島彩さんとあったので、この人がアヤパンなのかなぁ、と思って本人に確かめました、「あなたがアヤパンっていう人?」って。孫から「世間知らずね」と言われるのはこういうことなんでしょう。この番組おそらくかなりの製作費がかかっています。昔は「異議あり日本」なんて批判してなんぼの番組を作っていたテレビ業界が、今は「スゴイぞ日本」といった元気を出す番組を作ってる。こういった変化、やはり国難のときなのです。

 14日夕刻に仙台へ、翌15日昼の産経新聞社主催正論懇話会での講演のための前泊です。各地での正論懇話会、前夜に現地の主催者と会食というのが多いのですが、今回に限り美齢塾や塩釜青年会議所の若い人たちとの会食としました。一昨年の講演でお世話になった方々で、その時と同じ牛鍋屋さんに行き、震災のお見舞いを兼ねて、みんなに少々元気になってほしいと、一緒にご飯を食べたのです。

 2年前に行った時も一生懸命にやってくれたお店の方、牛鍋屋さんなのに、お魚を用意してくれたり、さんまの塩焼きが食べたい、というわたくしのわがままを聞いてくれて、近くの和食屋さんから塩焼きを2本も用意してくれたりしています。思い出の店でちょっと元気を出してほしい、と思って、まあ、年寄りのできることって、そんなことです。被災地に入って後片付けとかはとてもできない。自分のできる範囲内で何ができるかということなのです。

 15日の正論懇話会での講演が16日の産経新聞に掲載されました。全国版は小さな記事でしたが、宮城版では結構大きく扱われています。その16日は宮崎での講演、鹿児島銀行主催のニューリーダー勉強会です。東京の事務所を出るときには日差しがあって、帽子をかぶって出かけましたが、羽田に着いてびっくり、宮崎は条件付き、着陸できないときは羽田に戻るか福岡に着陸、とのこと。台風が来てます、って。なんでこんなに台風が来るの、12号台風のときは新幹線がちゃんと動いてなんとか切り抜けたのですが、今回は飛行機なのでどうなるかわかりません。午後3時半からの講演なので福岡に着陸してもどうにもならない、などと思っているとやがて宮崎上空へ、しだいに降下して、陸地も見えてきて、進路も見えてきたところで、ピューと急上昇、これには肝が冷えました。上空で旋回してから2回目のトライで無事着陸です。

 飛行機の出発の遅れや旋回で予定よりもだいぶ遅れて会場入り、さぞかしお待たせしてるだろう、と思いきや、わたくしが待つこととなりました。参加者の多くが鹿児島から来るのですが、大雨で道が寸断されていて遅れたのです。宮崎は交通事情の悪いところのようで、隣の県の鹿児島から宮崎に来るのに2時間以上もかかるという。宮崎から鹿児島へ特急で移動したことがありますが、確か2時間に1本しかなかった。そんな車社会なのに、道が整備されていなかったら大変です。公共投資がどうのこうのと言いますが、やはり必要な道は作るべきでしょう。

 講演後宮崎空港に着くなり、羽田からの飛行機が無事着陸していますので間違いなく飛べます、と言われてほっとしています。このシーズン、動くたびにハラハラドキドキでよろしくありません。寿命が縮まります。今日20日は羽田から熊本へ飛びます。また台風が来ていて、九州から関東に向かっているという。往きはなんとかなりそうですが、明日の帰りが大問題、熊本の離陸、羽田の着陸ともにまたハラハラドキドキすることになりそうです。

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