台湾からの熱い思いを知ってほしい (2011年09月12日)

 

 いろいろと出かける日々がまた始まっています。先日は山形に向う新幹線で石破茂元防衛大臣にばったりお会いしました。山形市長選挙の応援で、日帰りだそうです。わたくしは翌日の講演のための前泊、山形県かみのやま温泉の知り合いの旅館でゆっくりする,と申し上げましたら羨ましがっていたので、わたくしの方が心がけがいいから、と応じて二人で大笑いしました。

 かみのやま温泉「日本の宿 古窯(こよう)」での前泊ですが、JET日本語学校の卒業生がここでお世話になった経緯があり、機会があれば泊まるようにしています。モンゴルからの留学生で、日本語学校卒業後山形大学へ進学、大学卒業のときに就職で苦労していたのを「古窯」で採用していただいたのです。こういう、ありがたい、義理のあるところなので、山形の仕事で少しでも余裕があれば前入りして泊まるように心がけています。翌日のJA山形女性部集会で、義理人情に関連してのこのことをお話ししたところ、いやー、久しぶりに義理人情って言葉を聞きました、との反響がありました。

 講演では台湾からの義援金にもふれたのですが、そんなにたくさんの義援金が寄せられたってこと全然知りませんでした、との反響がありました。ご存じない方がたくさんおられるのです。メディアは取り上げない、政府は公式には何も言わない、京都新聞に至っては、各国からいろいろな援助が来ている、との記事に台湾の「た」の字も出さない、ですからこれほどの熱い思いが台湾から届いていることを多くの方は知らない、ということをあらためて実感しました。これからもいろいろなところでこの話をしなくてはいけない、との思いを強くしています。情報伝達がこれほど高度に発達した今日でも、大切な情報が伝わらない、それは何事にも無関心な人が多いためなのかもしれません。でもこの話を聞いて、ありがたい、と言ってくださる方がいる以上、めげずに発信し続けます。

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110912b.jpg 芸術的なアレンジメント

 10日土曜日は京都での講演、主催者のお友達、わたくしは存じ上げないのですが、その方から素晴らしいお花が届きました。写真でお見せします。いただいたのは細長い黒い箱で、重たい、花とは聞いていたのですが、どんな花なのかは分かりません。せっかくのご厚意なので、講演終了後に主催者からいただいた大きな花束とともに東京まで持ち帰りました。横にしたままでは持てないので、縦にして花束の横に差し込んで。家にたどり着いて気が付くと、花束の包みの底が破けている、箱から少しずつ水がしみ出ていたのです。間一髪、箱は抜け落ちることなく無事でした。開けてみるとそれは見事なお花、芸術的で美しい、新しいアレンジメントです。

 でも問題は飾り方です。こんな細長い花器は持っていません。そこで取り出したのが、大震災のときに一番下に置いてあって助かった、リチャードジノリの細長いお皿です。半分を互い違いに二段にして飾りました。いろいろと大変な思いをしたものの、お花をいただくというのは嬉しいもの、事務所に飾って眺めています。講演会も大入り満員で、第2会場、第3会場にモニターを設置して聴講していただきました。みなさんに喜んでいただき、わたくしとしてもとても嬉しい講演となりました。

 わたくしの大好物、マスカット・オブ・アレキサンドリアの季節となり、美齢塾塾生からそれは見事なアレキサンドリアが届きました。かみのやま温泉で食べた美味しいトマトもたくさん届いています。健康的な食生活の日々です。

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