素敵なゴールデンウイークでした (2011年05月09日)

 

 金美齢事務所ではずいぶん長いお休みをいただきました。IT担当が半月休んで、東京から京都まで歩くという趣味で出かける、彼がいないとわたくしの仕事もままならないので、その間あっさりと、事務所は長いゴールデンウイーク、ということで。お久しぶりでございます。

 4月20日は長岡での講演、開口一番、「まーよくぞ、田中真紀子さんのおひざ元で講演させていただくなんてことは想定外でございます」と。隣の燕三条や新潟市内、その他にも県内各地で講演をしましたが、長岡は初めて。とても大勢の方にお越しいただきました。「わたくしの話を聴こう、というみなさんは真っ当な方だと思いますので」とも申し上げ会場大笑いです。

 翌々日の22日は大阪府大東市の青年会議所での講演、23日は滋賀県の水口というところ、ここは甲賀忍者の里です。今年の初めに伊賀忍者の里である伊賀上野で講演しましたので、忍者の里両制覇です。これで、いよいよわたくしも忍者の仲間入りをさせていただけるかもしれません。共にかなり遠い所で、忍者の修行の地としてはこういう所こそいい、ということなのでしょう。

 事務所は休みにしているし、翌々々日が神戸なので、水口終了後は京都に2泊としました。久しぶりにゆっくり、ひとりでの食事は退屈なので大学院生と夕食をとったりして、いろいろと楽しいことがありました。仁和寺の桜、ということで出かけましたが、桜はすでに遅く、おそらく4,5日ぐらいでしょうか、盛りを過ぎていました。でも初めての仁和寺、小雨がぱらぱらと降るなかでの京都散策となりました。

 25日に神戸に入り、美齢塾の会員にフランス料理をご馳走になり、26日11時からソロプチミスト日本中央リジョン年次大会で講演しました。ソロプチミストは女性の団体で、「ロータリークラブの女性版」と言えば分かりやすいかもしれません。その中央リジョン、日本のど真ん中にある地域の年1回の集会、会場の神戸ポートピアホテルに前夜入ったときには、参加者は千人ぐらい、とボーイさんから聞きました。千人じゃ大変だ、と思っていたら、主催の担当の方のお話しで、2千2百人ぐらいとのこと、大宴会場が本当にぎっしり、今までの最高が千八百人、記録更新ということになったようです。わたくしも、単独での講演で2千2百人というのは、以前あったような気もしますが、はっきり記憶している範囲では最高記録です。達成感がありました。

 講演後に昼食、ホテルのアラン・シャペルでフランス料理をゆっくりいただきました。その後ホテルオークラ神戸へ移動し、夕食はまた美齢塾会員と二つ星のお寿司屋さんへ、二千人以上の女性の前でお話しをし、美味しいものを堪能した、素晴らしい関西の旅でした。

 27日は関空から台北へ、昼12時過ぎの飛行機、台湾からの機材だったので台湾の朝刊が置いてあり、来年の総統選挙への民進党からの候補者が27日午後に決まる、とありました。3月に行ったときには5月の初めごろ、と言われていましたが、もう決まる、しかも今日、何というタイミングでしょう。ホテルに到着してすぐ、わたくしが所属する台湾独立建国連盟に電話すると、いきなり「お祝いだ、ご飯食べに行こう」と言われました。つまりわたしたちがサポートしている蔡英文さんが正式に総統選挙候補者となったということなのです。いやー、実に素晴らしい。蔡英文さんに決まって本当に良かった。そう言えば、日本でもわたくしが応援した選挙候補者はみんな当選しています。

 翌28日は、今回の震災に対する台湾からの支援に対して、「台湾の人にお礼を言って欲しい」「お礼を言いたいがどうしていいのか分からない。感謝の気持ちを金さんから台湾の人たちに伝えて欲しい」と連日のように届くたくさんのメール、そんな日本のみなさんの感謝の気持ちを台湾に届けなくちゃいけないと、テレビに出演しました。トーク番組で、細かいことで喧々囂々(けんけんごうごう)する局面ではあまり発言しませんでしたが、最後の数分間をいただいて、多くの日本人が台湾に感謝してるんだ、ってことをきっちり伝えました。

 同時に、だが日本の政治やメディアは冷たい、ということも伝えました。京都でたまたま読んだ京都新聞(4月24日付け)、一面に各国からの援助の記事がありましたが、台湾がすっぽり抜けているのです。新聞を手にこのことを訴えました。わたくしは腹が立って、腹が立って、京都新聞不買運動を始めたい衝動にかられたぐらいです。京都の方々、京都新聞に抗議すべきではないでしょうか。

 29日は、台北在住の早稲田出身者による台北稲門会との会食、3月のときに、「若いイケメンをそろえてくれたらご馳走するよ」と約束したのですが、連絡係を引き受けてくれた台北在住のわたくしの元秘書が、「先生の前提には無理が・・・・」とのことだったので、会員なら誰でもいい、ということになりました。

 でも若いイケメンもたくさん集まって、留学生も、なかには奥さんまで連れてきた人もいて、わたくしの連れたお客さんも加わり、司馬遼太郎さんが老台北と呼んだ蔡焜燦(さい こんさん)さんをご夫妻で、それにお医者さんの林先生をお誘いして、それは大賑わい、美味しい、美味しいと盛り上がりました。蔡焜燦さんご夫妻と林先生には初めてのお店、「あ、ここ美味しいね」ということで、林先生に次回ご馳走になるのはこのレストランで、と決まりました。

 30日は、李登輝さんを中心としたシンクタンクである群策会の会合に参加して、李登輝さん、蔡英文さんのお話しを伺いました。またこの日に事務所スタッフが台北に到着、友人たちも誘ってみんなで夕食、大好きな仏跳スープを、5月2日には美齢塾メルマガ担当が加わり、しばらくお休みをいただいていたメルマガを、現地報告ということで早速配信しています。4日にはまたテレビ収録、この内容はYouTubeにアップされていますのでご覧ください。字幕付きなので何となく雰囲気はお分かりになるかと思います。5日に関空に戻り、6日は読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」の収録、終了後JALで東京の自宅に帰りました。

 長い長いゴールデンウイーク、休暇のつもりが、半分休暇半分仕事となり、終わってみると仕事の要素の方が多かった、ということになりました。IT担当は休みを取ってひたすら趣味の歩き、そこで事務所を半月の休みとしましたが、わたくしはどちらかといえば仕事、でも台湾のあちこちのレストランで、美味しいものをたくさん食べましたので、まぁいいかなぁ、いやいや素晴らしかった、そんなゴールデンウイークでした。

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