落ち着ける常宿 (2011年02月16日)

 

 みなさん、3連休はいかがお過ごしでしたか。わたくしは仕事、でもとても贅沢な思いもしています。3連休初日の11日は読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の収録、13日にご覧いただいた方も多いかと思いますが、憲法のお話しをいたしました。前日10日の夜に大阪入りして、宿泊したのがセントレジスホテル、シェラトンなどが入っている米スターウッドグループの最高級ホテルです。

 昨年10月にオープンし、一度は泊まりたい、と言っていたら、喜寿の誕生日祝いなのか、このホテルをとってくださいました。常宿にしているリッツカールトンもそうですが、ここも日本初上陸が大阪、「何故?」とホテルに訊くと、大阪のお客さんが一番ストレートな反応を示すので一種の市場調査といった感じで進出するのではないでしょうか、とのことでした。翌11日がリッツカールトン泊でしたから、最高級ホテルで2日も過ごすという、それは贅沢な3連休となったのです。

 セントレジスで朝目覚め、額縁のような大きな窓を開けると外は一面雪景色、しかも降り続いています。7日がわたくしの誕生日だと知っていて、いろいろとお気遣いくださいました。ここでの売りは24時間バトラー(執事)サービスなのですが、それほどのサービスが必要かどうかですね。部屋の広さ、ホテルへのアプローチの良さ、それにやはり常宿で落ち着くっていうこともあって、総合点ではリッツカールトンに軍配が上がる、そんな気がします。詳しい比較について、機会がありましたらお話しいたします。

 11日の収録後は、収録を見に来てくださった柏原青年会議所のみなさんと夕食、美味しい串カツをいただきました。柏原での講演は昨年、その事前打合せのとき、真っ白なレクサスで迎えに来てくれた実行委員会委員長、わたくしが「(次に欲しいものは)若いイケメン運転手付きレクサス」と番組で答えたのを見て白いレクサスを買った、大げさに言うとそういうことなのですが、その委員長も一緒です。あの講演会は伝説になっている、あんなにたくさんの人が集まった講演会はいまだかつてなかった、いまでもとても良かったと言ってもらえる、とお聞きしてとても嬉しい思いがしました。講演を機にみなさんとつながり、とてもよい縁ができ、美齢塾にも入ったとのこと、じゃあ次回は台湾で、わたくしがご馳走するから、と申し上げました。

110216.JPG リッツカールトン大阪から、喜寿のお祝いに「祝」の文字。

 12日の朝、宿泊したリッツカールトンで、誕生日ということでバラをいただきました。サントリーが作った幻の青いバラ、サントリーブルーローズ・アプローズ(喝采)です。とても素敵、翌日の夜家に戻るまで、ずっと持ち歩きました。その日は山口県宇部市での講演、新大阪からの新幹線で広島を過ぎて山口に入ったとたん雪、雪、雪、駅から会場までの車が徐行運転で、会場到着が開演10分前という危うさでした。今年は雪がすごい、嵐を呼ぶ女と言われたわたくしも、いまや雪を呼ぶ女となりました。

 13日は島根県安来市、宇部から岡山まで行き、そこから特急やくもで安来まで、12日夜の移動です。安来節の安来、13日午前中に横山大観のコレクションで有名な足立美術館を訪問しました。庭園は、日本庭園を世界に紹介する米国「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」で8年間連続「庭園日本一」と評価されており、フランスのミシュランやブルーガイドでも「三つ星」(必見)となっています。地元出身の足立全康という方が全財産をかけて造った素晴らしい美術館、かねてから行きたいと思っていましたが、その思いを果たすことができました。前安来市長にお付き合いいただきました。うす紫のラベンダー色のセーターに、たかじん番組のスタイリストの方からいただいた紫が少し入ったピンクのボルサリーノをかぶったわたくしと、やはりラベンダー色のセーターの前市長とペアルック、奥様の粋なお計らいです。

 講演会場は安来節演芸館、昔ながらの芝居小屋の雰囲気を持つ、とても感じの良い木造の建物で5年ほど前にできたそうです。出雲空港からの帰りの飛行機は定刻通り飛んで、羽田からのタクシーが少し混んだものの、無事家にたどり着きました。久しぶりの終日東京の14日、15日はいろいろなことが急に入ってきてそれは大忙しでした。今日16日は広島です。その広島で雪のため交通止め、といった昨日のニュース、えぇ、ひょっとしたらまた雪、いくつかのハードな雪国講演が終わり、なんとかこの冬の山を越えたとほっとしているのに、と心配しましたが、良く晴れて何事もなく済みそうです。

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