自分の言葉で話をします (2011年02月22日)

 

 少しずつ天気が回復してきている感のある先週1週間、16日は広島、市会議員月村俊雄さんの会合でした。壇上には日の丸があり、国歌斉唱から始まります。国会議員の会合でもこういうことはめったにおめにかかりません。この会合ではいつもこうして始めるとのこと、思わず気持ちが引き締まりました。月村さんの、「広島市子ども条例」には断固反対する、と言いきるその姿勢には、とてもしっかりした国家観がうかがえます。

 終了後は広島の各企業でご活躍のジェントルマン十数人と夕食、会合で「カキフライが好き」と申し上げたので、食事への移動の車中で「カキフライが今日のメニューになかったらすぐに用意して」と電話してくださいました。おかげで思う存分にカキフライを、さらに広島でしか獲れないという瀬戸内の小いわしの刺身をいただきました。地元の美味をご馳走になり、その上、新鮮で大きなカキが後日たくさん届きました。あっちに行っては美味しいもの、こっちへ行っては美味しいものと、みなさんに養っていただいている気分のこのごろです。

 17日朝、常宿のグランビア広島でルームサービスの朝食をゆっくりいただき、名古屋へと向かいました。名古屋の栄ロータリークラブ、講演を依頼された方が、1年ほど前に講演の了解をもらったが心配で、「たかじんのそこまで言って委員会」でチェック、いつもとても元気、そのうちにこれはむしろ元気過ぎるのではないか、とご挨拶され会場は大笑いでした。たくさんの方にお越しいただきました。栄は繁華街、息子が名古屋在住のときにはこの周辺のいろいろなところに出かけて美味しいものを食べたものです。

 18日、19日、20日とめずらしく東京でゆっくり、20日には美味しいフグが届き、娘家族といただきました。孫娘が「今年はフグはこないのかしら?」と言ってたそうですが、しっかり送っていただき、6人前を5人で思う存分堪能することができました。

 JET日本語学校に匿名はがきが届きました。次のような書き出しで、その後にも小さい文字がぎっしり詰まっています。

 「2月初めのテレビ(朝まで生テレビ)の録画を見ました。遥かかなたの宇宙の劣等星から地球に漂流してきた二次元の世界にしか存在できない(芋虫)のような低能動物の(堀江貴文や東浩紀)を相手に、貴女の悪戦苦闘ぶりに同情しました。(北朝鮮が日本に攻め込んでくる事などありえない・・・尖閣列島など中国にくれてやったら良い)と妄想する堀江、(国を守る義務はないが自分の家族は守る)と精神分裂症的発言をする東、こんな認知症人間と貴女のまともな議論は最後までかみ合わなかった。」

 そして「理論武装して、理詰めでコテンパーに叩きのめして欲しい」と。理論武装として「堀江が現在起訴されているライブドアの50億円の虚偽会計や自分の会社の株を1万分一にも株式分割を繰り返して、実態のない会社の株価を操作して、自分の資産を増やした悪徳手段を鋭く追及して欲しかった。そうすれば、厚顔無恥な堀江もあれだけ強弁できなかったと思う」とアドバイスをいただきました。

 言葉の行き過ぎがかなりあるようにお見受けいたしますが、わたくしに好意を持っていただいており、みなさまへの参考のためにもここでご返事を差し上げます。

 虚偽会計や株価操作といったことに関しては全く「疎い」のです。そんな門外漢のわたくしが、活字から得た生半可な情報を振り回してお話しをするようなことは決していたしません。それに当日の番組は、そんな議論の場でもないのです。理論武装、って日本人が好む言葉ですが、とても観念的な気がします。わたくしがお話しするのは、実体験から得た現実的なこと、自分が理解し信じていること、伝えたいこと、それだけを言い続けています。わからない分野で、活字からの中途半端な知識で、理論武装はしません。そういう人が多いことも知っており、識者、コメンテーター、評論家と言われる方々のなかにも見受けられます。わたくしは違います。繰り返しますが、わたくしは自分が感じたこと、知っていること、信じていることだけをずっと言い続けます。

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