学べるときには学ぶ (2011年03月08日)

 

 3月4日はJET日本語学校の卒業式、毎年のことですが、希望校に進学できた学生の晴れがましい顔を見るのはとても嬉しいものです。希望の学校に行けなかった学生もいるものの、それは稀で、悲喜交々(ひきこもごも)はなく喜びの多い卒業式でした。

 30歳で大学1年に進学する台湾の学生がいます。この歳で大学へ行っていいのか、迷ったようですが、学ぶってことはいつ始めてもいい、とアドバイスしました。学んだ後どうなるか、学んで良かったのか、などは心配しない、大学4年間は人生にとって一番素晴らしい時間です、と。卒業のこの日、わたくしは挨拶で、「わたくしは25歳で大学1年生になりました。再チャレンジして、仕切り直したということで自慢にしていましたが、ここに30歳で始めた人がいます。負けました」と、みなさん大笑いでした。仕事が落ち着いて、MBAを取ろうと40歳で大学院へ行く人もいます。学ぶこと、これはいつ始めてもいいのです。自分が学びたいときにスタートを切る、それが一番いいことだし、それができるということは幸せなこと、そんなお話しをいたしました。

 式典終了後、近くの天ぷら屋さんで事務長とお昼、海老フライと上トンカツを頼んで、3本の海老フライのうちの2本をわたくし、1本を事務長、上トンカツの2切れをわたくし、と二人でシェア、これってわたくしたちがご飯を食べに行くときのいつもパターン、2種類食べれるという、楽しい昼食です。このお店、ほんとうに久しぶりです。最近は忙しくて、JETに行っても近くのお店に寄ることがなかなかできません。この日は午後4時からのザ・プリンスパークタワー東京での講演でしたのでゆっくりお昼をとることができました。富士通システムソリューションズ主催の講演会で、少し早めにJETを出ると、ホテル到着も早めで、迎えもないまま一人で控室を探すこととなりました。

 5日は北九州、日本青年会議所九州地区福岡ブロック協議会のアカデミー開校式です。北九州八幡ロイヤルホテルで、青年会議所入会3年未満の人たちの研修会、ここでも「学ぶ」ということについてお話しをしてまいりました。講演後、日航ホテル福岡まで車でお送りいただいたのですが、車中いろいろな話をするなかで、実は僕は不登校でした、と青年会議所の方がおっしゃったのです。それは高校生のときで、どこかの時点で思い直し、大検をとって鹿児島大学へ入学したそうです。ある時期壁にぶつかっても、考え直して再スタートする、そんな若者を目の当たりにしました。大検とるのは大変、わたくしは高校卒業しておいてよかった、そうでなければ25歳から大学1年生で再スタートとはいかず、まず大検となったわけですから。学ぶべきときに学ぶことの大切さ、いつ始めてもいいけど、学べるときには学ぶということが肝要、そんなことをつくづく思いました。

110308.jpg 7日は女性セブンの取材

 6日は福岡の西日本新聞社のビルのなかにあるホールで、日本集志会主催の講演です。国を憂う有志の集まり、朝からの雨の中をたくさんの方々にお集まりいただきました。主催者のメンバーである、福岡で有名なお菓子屋さん16区 (じゅうろっく)からお土産をいただきました。フランスで4年間修業されて福岡にお店を出した、とのことで、今月の16日から22日まで新宿高島屋の大九州展に出展されるそうです。福岡一のケーキ屋さんのお菓子、よろしかったらどうぞお出かけください。20日なら時間がとれそうなので、出かけてみようかな、と考えています。

 日本の各地の有志が、いまの日本の状態をみて、これじゃいけない、といろいろな活動を始めています。お近くでそういった活動がございましたら、せめて参加してエールを送ってあげてください。

ページトップへ