危機一髪 (2011年02月02日)

 

 危機一髪の週末でした。31日月曜日、事務所でニュースを見てびっくりし、ひやりとしました。雪のため北陸線全列車運休、とあります。前日30日の早朝に北陸線の福井を出て講演先の伊賀上野に移動したばかりでした。もし1日ずれたら、千人近くの人たちが待つ講演会場に行けず、大変なことになるところでした。冷や汗ものです。前日の福井からの移動でも特急サンダーバードが遅れて、京都からの乗り継ぎに間に合わす、講演時刻ギリギリの到着とはなったのですが、そんなことはもういい、電車が動いただけ偉い、そんな気分です。

 その前の28日は鹿沼、宇都宮駅から40分ほどのところなので、終了後は東京の自宅に戻る予定でしたが、翌29日の福井への飛行機が雪で遅れるかもしれないので午後の便を午前の便に変更して欲しい、との要望を受けて、それなら28日中に京都まで移動してしまおう、ということになりました。飛行機の場合は、遅れよりも飛ぶ飛ばない、着陸するしない、の問題であり午後も午前もありません。どうなるか分からずにドキドキハラハラするのはいやですから。

 鹿沼では綺麗なお花をいただいたのですが、東京経由でそのまま京都まで行くので、送迎してくださった方に、奥様にどうぞ、と差し上げました。京都は常宿のブライトンホテル、ここは食べ物も美味しい。この日は中華へ、フカヒレ餃子などいろいろと頼んで、春巻もちょっと食べたいなぁ、と頼むと3本では多いので1本にしましょうか、とか、最後に汁そば、五目そばを頼むと、少なめにしましょうかと、ご飯茶わんぐらいのにしてくれる、まあ気のきく女性マネージャーでとっても助かりました。いろいろと嬉しいブライトン、少し残念だったのは、朝食で厚切りのハムを焼いてくれていたのですが、それがなくなったことです。

 ホテルにチェックインして部屋に入ると、いつも切ったオレンジが置いてあります。辻さんから、かつての総支配人、いまは最高顧問です。玄関を入るときにその辻さんとバッタリ会っていて、福井から来たというご一緒の方から、福井は雪雪雪と聞き、そうか、と思いました。翌朝、京都から福井へ、これは問題なし、時刻通り、雪の中でもいっぱいの人にお集まりいただきました。

110202a.jpg 越前水仙

 わたくしに講演をとおっしゃってくださった方に、なんでこんな雪の時期なんですか、と尋ねると嬉しい答、越前ガニが一番美味しいシーズンなので、ということでした。食べ物の誘惑には勝てません、美味しい越前ガニをたっぷりご馳走になり、さらに紳助さんの番組で最高の評価を受けたという、幻のふりかけ「蟹の泡雪」もいただきました。めったに食べれないのですが、今日はお出しします、と。それに越前水仙までいただき、持ち歩いても数日は大丈夫、ということだったので翌日の伊賀上野を経て自宅まで持ち帰りました。

110202b.jpg 素晴らしいバラの花束

 宿泊はホテルフジタ福井、ここはちょっと無愛想でした。受付のお嬢さんの態度も良くない。朝食にサンドイッチをお願いすると、言下に駄目だと言われました。翌30日早朝にホテルを出て、福井駅でサンドイッチを買って特急サンダーバードへ、これが遅れに遅れて、京都で乗り換え予定だった近鉄特急に乗れず次の特急に、講演時刻ぎりぎりの会場到着となりました。伊賀法人会主催の講演会、ここでは素敵な薔薇の花束をいただきました。立派なお弁当も、ご自慢の伊賀牛のステーキと2種類の牛肉が入っていてとても食べ切れず、残りを自宅まで持参、先の越前水仙と合わせて2つの花束と大きなお弁当を抱え、荷物を引きずりながら、名古屋経由で東京に戻りました。

 そして翌日、北陸線全列車運休のニュース、前日のサンダーバード、遅れたけど走っただけ偉い、と思いつつ、来年はこのシーズンに雪の多いところの講演、前後の余裕がよっぽどない限り決して引き受けちゃいけない、と考えたりしています。

 今週金曜日4日は深夜から朝にかけての「朝まで生テレビ」(テレビ朝日)に出演予定です。ご都合のつく方はぜひご覧ください。

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