自虐史観を出発点とした番組 (2009年04月08日)

 

 お招きする方々の都合も考えて3回に分けた花見パーティですが、やや時期尚早のようでした。早く咲く、早く咲くという言葉に踊らされて、3月30日、4月1日、2日の3日間で開催したのですが、終わった直後の3日、4日、5日が最高の花見どきとなりました。新宿御苑の人出も多く、5日の日曜日は七万人の来場者だったそうです。大勢の方々が御苑いっぱいに広がっているのが、事務所のある8階から見えました。今年はゆっくり花見ができ、淡い赤が広がるつぼみどきから、白に近いピンクの満開どきまでをすべて楽しむことができました。お酒がだめで、ライトアップもない、お花見には少し不自由な御苑ですが、その分清潔感があり、家族連れには最高の花見場所ではないでしょうか。楽しまれた方もいらっしゃることと思います。

 私のパーティは、自分で言うのもなんですが、みなさんにかなり喜んでいただいていると思っています。今回、総勢140人近くのお客さまにお越しいただきました。手伝ってもらった人や家族などを入れると160人はゆうに超えます。てんやわんやでしたが、美味しいお寿司と松阪牛ステーキでの楽しいパーティでした。写真を少し掲載(イベントページ)しましたのでご覧ください。読売テレビの取材もあって、その動画が「週刊たかじん そこまでやって委員会」という会員制サイトで観れるようです。

090408.jpg 有識者らが「日本人の誇り高き精神の復興」を語り合うシンポジウム「日本の再建、この国の歩むべき道を切り拓く、国民総決起大会」(4月8日)でも、櫻井よしこさんとともにNHKスペシャルを批判した。

 4月5日のNHKスペシャル・アジアの"一等国"という番組はひどすぎるというメールをたくさんいただきました。私もまったく同感です。まずは自虐史観ありき、そこが出発点の番組だったような気がします。日本人が反省するのは勝手だとしても、台湾の人たちにまで、ある種の偏見を押し付けるような取材の仕方や編集は、私には許せません。台湾は世界一の親日国家と言われており、それは台湾に足を運んでいただいた方々みなさんに実感していただいていることです。台湾人のあっけらかんとした日本人への好意は、50年間の日本統治がNHK報道のようにひどいものであれば絶対にあり得ません。とても偏った取材、偏った番組の作り方だと思います。

 番組のなかでは、日本人と一緒に台北第一中学校で学んだ方々の、いじめられた、差別された、という発言だけが凸出しています。しかし、もし自分たちの受けた教育に対して否定的な思いだけを抱いているのであれば、戦後六十数年たった現在でもあれだけ流暢でレベルの高い日本語を駆使するでしょうか、使うでしょうか。日本が嫌いであれば、自分が学んだ日本語は永久に封印するはずです。このことだけでも、日本すなわち加害者という立場から出発している番組であることを強く感じます。

 あの番組を観た多くの日本人が、日本がひどいことをした、とだけの偏ったインプットをされたとしたら、非常に不公平で、不幸だと思います。まだまだ言い足りませんが、私の意見は雑誌などでしっかり述べていきます。少し遅れてとはなりますが、このホームペーにも掲載いたします。

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