今年最初の講演は雪の六ヶ所村でした (2009年01月21日)

 

 今年の講演の事始めは青森県の六ヶ所村でした。六ヶ所村核燃料再処理施設を一度見たいとかねがね思っておりましたので、昨年お話をうかがったとき即座に引き受けました。しかし、よくよく考えると1月の六ヶ所村というのは大雪が降ることがあって、飛行機が飛ばないことも稀にあり、講演が近づくにつれて天候が気になってしかたありませんでした。幸い、私の乗る飛行機は無事飛んだのですが、次の便は飛ばなかったようです。まさに、滑り込みセーフです。

 三沢空港に到着すると、この冬一番の吹雪でした。地吹雪で、最近は温暖化効果で昔に比べると少ないとのことで、年数回だそうです。今年最初の地吹雪で、とても珍しい体験でした。東京では経験できないことです。白一色の地吹雪のなか、車でゆっくり運転していただき外の景色を見る、訪問者の私としては、ある意味ではラッキーでした。

 暑いカンボジアのアンコール遺跡、そのすぐ後の青森県の雪景色、面白い対照でした。アンコール遺跡は、いわば廃墟、六ヶ所村施設は現代技術の粋を集めた施設、この好対照の二つを短い間をおいて見たことで、考えさせられることがたくさんありました。機会をみて書いていきたいと思います。両者にひとつだけ共通しているのが、足腰がしっかりしているうちに行かなくちゃいけない、ということです。アンコール遺跡も散々歩きますが、六ヶ所村施設も広大で、かなり歩きました。

 翌々日の日曜日は、四国、愛媛県の今治、その今治から車で30分ほど行った、しまなみ海道の途中にある大三島の上浦での講演でした。四国今治と本州尾道を結ぶしまなみ海道の、今治からおそらく3分の1ぐらい走ったところにある、今治市上浦歴史民俗資料館が会場です。しまなみ海道、一度は制覇したいと思っています。今治からでも、尾道からでもいいのですが、島々を点々と渡って、この日はあいにくの曇り空だったのですが、天気のいい日に、瀬戸内海を眺めながら完全に渡ってみたいものです。

 お会いしたことのある松下政経塾卒業生が弓削島で島カフェをやってるという知らせをいただいているので、ぜひそこにも寄って、ゆっくりと瀬戸内海を眺め、もちろん海の幸も堪能しながら、ゆったりとした旅を楽しみたいなぁ、とつくづく思いました。皆さんもぜひ一度お出かけになったらいかがでしょうか。

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