理事長を卒業 (2014年03月12日)

 

 3月1日のあわら市での講演、前回お話ししたように、前日に出かけてあわら温泉「べにや」でカニをいただきました。「べにや」はあわら温泉の老舗旅館、ここには老舗旅館が3軒あったそうですが、1軒は閉館となり、いまは2軒のみ、やはりどこもかしこも経営が大変なようです。とても美味しいカニで、最後にカニの炊込みご飯が出たのですが、もうお腹はカニでいっぱいで食べられません。返すのはもったいない、捨てられたら悔しい、ということで冷凍してもらい翌日東京に持って帰りました。

東尋坊 東尋坊で

 翌日は午後からの講演なので、午前中に東尋坊までご案内いただきました。四国の足摺岬では、太平洋が広がり波がパッと上がる景色はそれなりに雄大ではあるものの、柵があってあまり危険という感じはしなくて、追い詰められた犯人が告白するような雰囲気ではありませんでしたが、ここ東尋坊はかなり広くて、しかも海は日本海、当日はさほどでもありませんでしたが、やはり荒海、岩場もたくさんあって、これでは追い詰められたらやはり白状するかな、というところでした。行って良かったです。

 大阪や名古屋からたくさんの方が来ていて、「たかじんのそこまで言って委員会」が放映されているところなので、写真を撮ってもいいですか、と頼まれてみなさんと写真を撮ったりしています。一見の価値のあるところ、みなさんも機会があればぜひお出かけ下さい。講演はあわら市制10周年ということで、わたくしの他にもいろいろな方がお話しをされており、なかなか盛大な催しものでございました。

 2日は東京の京王プラザホテルで、わたくしが所属している台湾独立建国連盟が主催した228事件の講演を聴きました。講師は蔡焜燦(さい こんさん)さんの弟さんの蔡焜霖(さい こんりん)さん、白色テロの時代に捕まって緑島(りょくとう)に長いこと送られた、いわいる島流しにされた方で、かなり具体的なお話を伺うことができました。台湾での一党独裁の時代、それを散々経験してきた私たちには新しい話ではないものの、いまの日本に生きている若い人たちにとっては初めて聞く、想像もつかないようなお話でしょう。

 3日は大阪リーガロイヤルでやしきたかじんさんのしのぶ会がありました。たかじんさんのしのぶ会らしく、湿っぽいことはなにもなく、儀式的なことも一切ない会でした。大勢の人が参加する中、いきなりたかじんさんの歌から始まるという、いろいろと考えた演出なのでしょう、不謹慎なのかもしれませんが、ちょっと楽しい雰囲気さえ感じられます。その歌で思わず踊りたくなるような、演奏会場にいるような空気の中で始まった、とても盛大な集りでした。

 その後、数人の元塾生と、ときには庶民的なところで、ということで大阪で有名なおでん屋さんを予約してもらい夕食としました。大阪のおでん、一度体験したかったのですが、まぁ、おでんは所詮おでんです。2次会はリッツカールトンホテルのバーでゆっくりして、とても楽しい時間でした。

 4日は香川県第1区の平井たくやさんを励ます会が東京のホテルニューオータニでありました。平井さんはソーシャルネットワークなるものに自民党で一番強く、一昨年のまだ自民党が野党だったときにネットカフェ12時間ぶっ通し番組を作った責任者、この12時間のうちのゴールデンタイム、夜8時から9時までの1時間が、わたくしと安倍晋三さんとの対談でした。平井さんはやることがなかなか洒落ていて、こういう会では、普通なら政治家の偉い人から順に挨拶するのですが、わたくしがいつも一番先なのです。とてもセンスがいい、と褒めたところ、次の林芳正農林水産大臣が一言、2番目に話をします、と。面白かった。

 6日はJET日本語学校の卒業式、理事長として出席するのはこれが最後です。ついで、というとなんですが、わたくしも卒業させてもらいました。3月で理事長職を退任します。といってもなかなか暇にはさせてくれなくて、名誉理事長に祭り上げられて、JETと縁が切れるわけではありません。おそらく終身、JET日本語学校名誉理事長として何らかのつながり、関わり合いを持つこととなるのでしょう。

 7日は浜岡原子力発電所に出かけました。この話は長くなりますので、次発売の月刊『正論』をお読みください。8日土曜日、確定申告がやっと終わりました。公認会計士の方と詰め合わせて無事提出、やれやれです。9日日曜日、10日月曜日は少々暇があったので、火曜日に集まる事務所スタッフのために、台湾から持ってきた落花生をじっくり煮てスープを作りました。長時間かけて、落花生が十分に柔らかくなったらスペアリブを入れます。とても美味しくできて、スタッフも大喜びです。

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