美齢塾塾生からのメール (2014年02月03日) |
美齢塾塾生からのメールです。一通は特番「そこまで逝って委員会」を見ての、もう一通は年末年始の台北での食事会に参加しての感想です。ご紹介いたします。
**** そこまで逝って委員会 **********
本日(1月26日)午後「そこまで逝って委員会」の放送がありました。録画しながら見て、次はCMとばして見て、最後の歌では涙が溢れてきました。いつも芸能人の訃報に泣くことなどなくクールに聞き流す私がボロボロ泣いてしまいました。
谷村さんの詩が理解できず歌えなかったお話しなど、笑い話にされていましたが、一つ一つに真剣に取り組む姿勢、金先生と同じ媚びないぶれない姿勢が多くの人達に好かれたのだと改めて思いました。「これを見終えたら仕事をする」と決めていましたが、金先生にメールをしないではいられなくなりました。
別の番組でも何度か追悼企画があり(こんなに何度も追悼番組があるたかじんさんは本当に凄いです!)、一度マスコミで叩かれ、干されかけてた何人もの方々がたかじんさんの番組で拾っていただいたというエピソードが出てきたり、芯の通った強さとシャイで優しく気配りされる人。たかじんさんの遺言で遙洋子さんが自宅に招かれたお話し、その奥様がお料理が上手でとても素敵な方であるというお話しは残念だけれども、どこか救われた感じです。
たかじんさんのコンサートに行きたかった、生の歌が聴きたかった。亡くなった今頃になってネット配信で聞いています。ちなみに若い頃あのガンダムのレコード買ってたかじんさんを知ったのですが、歌を聴いてイメージしていたら、その後お笑い番組の司会でお姿を拝見し、暗い歌に似合わぬ明るさに驚いたものです。
それから随分長くテレビを見ない生活をしていたので世間の事はわかりませんでしたが、やっとテレビを買って、たまたま委員会を見て政治話好きの私ははまってしまいました。バラエティーなのに日本にとって大事な事を網羅していて本当に凄いです。もし記事を書いたらそこいらの記者さんよりよほど良い記事を書かれたでしょう。
あの番組のお陰で金先生にお会いすることもできました。これからも先生をはじめ皆さんでたかじんさんの分までよろしくお願いいたします。
**** 台北での食事会 **********
1月3日、台北のアンバサダーホテル(国賓大飯店)で行われた金美齢先生の食事会に陪席しました。金先生はご子息とバリ島で過ごされた後、娘さんのご家族と過ごすため台北に戻られました。この食事会は当初別のレストランで行われる予定でしたが、残念ながら予約が取れなかったためアンバサダーホテルでの食事会となりました。
私は金先生の定宿、シャーウッドホテルから同行しました。金先生がロビーに出ると、すぐさま日本人旅行客らしきご婦人一行が駈け寄り「いつもテレビを観てます!!」と熱烈ラブコール。金先生と一緒に写真を撮られていました。ご婦人方には思いもよらない、台湾の旅の思い出になったでしょう。アンバサダーホテルへ着くと、金先生の元秘書の早川氏がお出迎え。彼は現在台湾在住で、李登輝元総統の秘書をしています。
宴のメインは北京ダック。それも2羽!!「ホテルの料理は専門店に比べるとやや落ちるの。やはりその道一筋の専門店は他とは違うのよ」と金先生のお話。それでも十分美味しいです!!!北京ダックは金先生のお孫さんの大好物だそうです。今回ご一緒したお孫さんは高一と中二の女の子二人。二人とも利発そうで可愛らしく、金美齢のDNAを感じる子でした。
美味しい物を食べると会話も弾みます。李登輝元総統の秘書をしている早川氏や、JET日本語学校卒業生で昨年11月のスイーツフェアで活躍した呉氏が金先生と出会った時の話も盛り上がりました。ほんのちょっとした偶然が人生を大きく変えるんですね。
ところで昨年9月に小泉進次郎・自民党青年局長(当時)が台湾を訪問しました。台湾の要人とも多数会談しましたが、李登輝元総統との会談は事前に不穏な動きがありました。李登輝元総統は小泉進次郎青年局長との会談を希望していたにも関わらず、それを実現させないように動いた勢力がいたのです。その勢力は台湾の外交部(外務省)と出先機関の台北駐日経済文化代表処(駐日台湾大使館に相当)です。
台湾外交部は、自民党青年局へも、交流協会台北事務所(駐台日本大使館に相当)にも「李登輝元総統と青年局の皆さんの会見が決まりました」と通知しているにもかかわらず、当の李登輝元総統事務所へは外交部から一切の連絡も入っていなかったそうなのです。金先生から直接連絡をもらった早川氏が先に李元総統のスケジュールを押さえ、交流協会台北事務所とも連絡を取り合ってセッティングを進めましたが、結局、台湾外交部から連絡があったのは青年局が出発する数日前。早川氏が「ずいぶん連絡が遅いですねぇ」と皮肉を言うと、担当者は「これは交流協会台北事務所の案件なので台湾外交部はタッチしていません」と嘯いたとか。
金先生がWill 2月号で「気概なき外交官へ公開質問状」として、交流協会台北事務の樽井所長を糾弾していましたが、どこの国でも外交官ってやつは・・・ 近年、民間レベルの日台交流は非常に盛んです。しかし官はチャイナスクール出身(?)の交流協会所長と国民党政権という最悪の組み合わせなんですね。
食事会が終わりホテルを出ようとすると、また「金美齢!金美齢!」の声が。そこには台湾日立の方々が金先生を見つけて大興奮していました。金先生の台湾での人気ぶりがよく分かる出来事ですね。
2時間ほどの食事会でしたが、楽しい思い出話から固い話題まで、本当に充実した時間でした。
最後になりましたが、昨年末に金先生の元秘書・早川氏に男の子が生まれました。名前は「金美齢」と「李登輝」から1文字ずつ受け継いだ「美輝」くん。二人の超大物の名前を受け継ぎ、立派に育って欲しいですね。