3連休もその前後も忙しい日々でした (2008年11月26日)

 

 3連休でホット一息ついた方もたくさんいらっしゃたのではないでしょうか。私は、3連休もその前後も忙しく過ごしました。まずは19日水曜日に日高市文化体育館ひだかアリーナというところで講演、人権フェスティバルという催し物でした。高麗川(こまがわ)というところですが、生まれて初めて乗った八高線に少し驚きました。東京からお隣の埼玉までのわずかな距離ですが、知らないこと、新しい発見がまだまだあるんだということを思い知りました。日本って本当に広い大きな国です。

 八高線はドアが自動的に開かない、スイッチを押さないと開かない、ドアーの所にスイッチがあるんです。昔々、パリで乗った地下鉄がそういうドアで「へー、ドアの所にスイッチがあるんだ」と見つめたことを思い出しました。でも、その翌日に乗った中央線の青梅からの電車にもそういうスイッチがドアの横にあったんです。普通に乗っていると全然気がつかないんですが、一度押した経験を持つと、今まで見えなかったものが見えてくるというか、これからも学ぶことはたくさんあるんだ、と少々感動いたしました。

 残念ながら、本はあまり売れませんでした。せっかく本屋さんがたくさん本をそろえたのにもかかわらずあまり売れなかった。私も書籍販売の案内を話の中に入れるのを忘れたし、司会の方が最後にちょっとアナウンスしたんですが、みなさんそわそわした時間帯だったのでほとんど届かなかったようです。あんなに売れないことはめったにありません。少し残念でした。

 翌日木曜日は三重県の津での講演でした。津ということころは、名前はよく知っているし、一度そこから船に乗って中部空港に入った経験もあるんですが、講演は初めてです。物流関係の方々の集まりでした。

 津から大阪に入り、リッツ・カールトンで一泊して、翌日金曜日はよみうりテレビ「たかじんのそこまで言って委員会」の収録でした。日曜日に放映になりましたのでご覧いただいた方もいらっしゃると思います。「たかじんのそこまで言って委員会」はいよいよ全国展開となり、残るは関東地区だけとなりました。関東の方々残念ですけども、私もまだリアルタイムでは観られないという状態です。

 土曜日は筑波に行ってきました。茨城県保育園関係者の集まりで、これがまたたいへん盛り上がりがよく、間に入った方が用意した本がたった150冊、全部売れ切れました。200冊持ってくればいいのにね、と後で言ったんですけども。

 23日日曜日はお芝居を観てきました。シアターグリーンという小さな劇場で、現代演劇協会、福田恆存(ふくだ つねあり)先生が立ち上げたグループ、の芝居がありました。これが素晴らしかった。チェーホフの短編から作り上げていった「眠い」と「白鳥の歌」という短いお芝居で、チェロの独奏もありました。チェロは東京都交響楽団の松岡陽平さん、偶然ですが、この方はうちのサロンでホームコンサートを開いていただいた知人で、その方がチェロを弾くという、とって素晴らしい演出でした。残念ながら11月19日から23日までの公演で、この日23日が最後日、演出の福田逸(ふくだ はやる)さん、福田恆存さんのご子息、に「こんなに完成度の高いお芝居、このまま終わらせるのもったいない」と申しあげました。またどこかで再演されるのを期待しています。そのときはみなさまもぜひ足を運んでください。本当に素晴らしいお芝居です。

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