驚くことの多い山鹿市、熊本市での講演でした (2008年11月05日)

 

 31日は午前11時から城北高等学校創立40周年記念事業での講演でした。城北高等学校が今年の春と夏、連続甲子園出場の高校だったことを、無知な私は知らず、聞かされてとてもびっくりしました。熊本県の北、むしろ福岡県に近い、そんなに大きくない山鹿市というところにある学校です。この山鹿はちょっと陸の孤島みたいなところ、と言われているようですが、行ってみるととてもよいところでした。

 八千代座という古い芝居小屋があって、坂東玉三郎さんが毎年公演に来られるそうです。昔のところで、昔のままにあるという芝居小屋らしく、機会があったら出かけてみたいところです。今回はそこまで足を延ばす時間はなかったし、普段は見物できるのが、ちょうど何かの公演でできないとのことでした。

 そういう地方の小さな町に洒落たフランス料理屋さんがありました。城北高等学校の調理科の1期生がシェフで、熊本市や京都で修業した後に、地元で開業したそうです。日本の食にしても、物作りにしても、非常にレベルの高いことをここでも思い知らされました。そのフランス料理はとても美味しく、正直驚きました。いろいろなことに驚いた山鹿訪問でした。

 その夜は、熊本保健科学大学主催の講演会でした。熊本県立劇場の定員1,800人のホールに3,600人、定員の倍の応募があったという話を聞かされて、本当にびっくりしました。わたしは、いつからこんな大勢の人が話を聴きにくるような身分になったのか、まったく驚きです。これはひとえに「たかじんのそこまで言って委員会」というテレビ番組のおかげだと思っています。その番組が放映されている地域に行くたびに、大勢の方が話を聴きにきてくださり、多くは、あの番組を見てると、必ずおっしゃいます。夜でしたので、大勢の殿方それから夫婦連れがお見え下さって、本当に嬉しかったです。

 翌日11月1日は息子の親友の結婚式が大阪でありました。私の常宿のリッツカールトンでの披露宴で、ロイヤルスイートを借り切って、花嫁さんがフルートを吹く方だったので友達や本人までが演奏し、とてもセンスのいい、洒落た、楽しい披露宴でした。息子の高校、大学を通じての親友に素敵なめぐり逢いがあり、そのラブラブの二人が目の前にいて、心から楽しく、嬉しく、幸せな気分の一日となりました。

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