事務所は花盛り (2014年08月18日)

 

 この夏休み、暇だったり忙しかったり。8月の前半は少しづつ仕事が入って、6日は名古屋での講演があり、前日5日に名古屋入りしました。日帰りでも可能な講演でしたが、せわしない行程を避けてゆっくりと動こうと、名古屋マリオットに1泊したのです。

 6日、講演が済むと一応ホッ一息、何人かの友人たちと潮州料理を食べに行きました。潮州は福建省の南にあります。その店は魚料理が有名で、生きた魚を蒸して食べるのです。日本の中華料理店では、生きた魚を一本丸ごと仕入れることはめったにしません。そういう注文が少ないからなのですが、この店では、わたくしが予約すると用意してくれます。大阪リッツカールトンでもやはり用意してくれますが。一本丸ごと蒸す、それがとても美味しい魚の食べ方、でも一人では無理なので友人たち、李登輝友の会で頑張っている方々や名古屋でいつも送迎してくださる方などと一緒に、美味しくいただきました。

 翌7日木曜日は大阪リッツカールトンに1泊、金曜日が「たかじんのそこまで言って委員会」の収録です。いつもは木曜日夕方に東京から大阪に移動するのですが、この日は名古屋から大阪入り、リッツカールトンで美味しい天ぷらをいただきました。ご一緒したのは何と、誰もがご存じの百田尚樹さん、電話したら飛んで来てくれたのです。8日は2本を収録、夜遅く東京に戻りました。こんな具合で、仕事も美味しい食事も楽しんでいます。

 9日は北海道旭川に前入り、翌10日が講演です。大好物のキンキ、あいにくシーズンではないのですが、ご馳走になりました。あまり脂がのってなくて、しかも焼きすぎて固くなってしまったようなところもあったのですが、ともかく地産地消ということで。翌日は旭川文化塾、HBC北海道放送主催の文化塾ですが、旭川開催は初めてだそうです。1,000人以上の会員が集まった、と主催者は喜んでおりました。講演後はフレンチのお店へ。小学校の跡地にあり、札幌に店があったシェフがわざわざこの地を選んでフランス料理店を出したそうです。料理のレベルがなかなか高い、とても感じの良いお店でした。中でも最高だったのはクロワッサン、お土産に持って帰り、一つひとつを丁寧に包装し冷凍保存して毎朝一つづついただいています。絶品ともいえる味、焼きたてだったらどんなに美味しいだろう、と思うくらいのクロワッサンです。日本のスイーツとパンは世界一、と言っていますが、まさにそうです。旭川から1時間近くもかけて出かけるようなところにも素晴らしいお店がある、日本全国どこへ行っても地元の人が一生懸命頑張っている姿がある、実に素晴らしいものがあります。

 旭川では、金美齢事務所の立ち上がりから参加し、わたくしの初代秘書となった藤見さんと再会しました。台湾の青年と結婚し台湾に住んでいます。夏休みで旭川に帰省し、台湾への帰りを少し延ばしてわたくしを待っていてくれました。北海道と台湾の交流を何とか促進したい、そんな想いから、事務所を立ち上げよう、とわたくしの背中を散々押した藤見さん、その気持ちを忘れることなく、今は何と旭川観光大使として頑張っています。初志貫徹です。一人ひとりが、地元のため、国のため、日台交流のために何ができるのか考え頑張っている、そんな姿を見てもらおうと、藤見さんに講演壇上へ上がっていただき紹介しました。いろいろなところでいろいろな出会いがあって、その多くが確実に実を結んでいく、実際に行動することがどれだけ大切で、その行動の積み重ねが素晴らしい結果を生み出す、そんなことを藤見さんとの再会で再認識しました。

事務所は花盛り 事務所は花盛り 事務所は花盛り 事務所は花盛り

 15日の終戦記念日は南九州市知覧での講演でした。平和スピーチコンテストという催しで、メインは全国から選抜された学生たちによるスピーチコンテストの発表と表彰で、そんな中での60分の講演です。この特別な日に、特別な場所知覧でお話ができたこと、とても光栄に思います。終戦60年では靖国で提言しましたが、終戦69年の今年は知覧でお話しすることができました。

 講演後、知覧特攻平和会館に寄りました。まあ、たくさんの人が詰めかけていて、数年前に訪問したときは、平日ということもありいくつかの遺書をゆっくり見ることができましたが、さすがに終戦記念日は大勢の人、割り込む隙もなく、時間もなかったので、もう一度遺書をゆっくり読み返したい、という思いは叶いませんでした。また訪れる機会がありましたら、自分の目でもう一度確かめて、この方々が遺してくれた言葉の重みを身に染みて感じ取りたい、と考えています。九州に旅行される方、混雑する日を避けてゆっくり見学できるときにこの特攻平和会館を訪れてください。改めて、この方々の命が私たちのいまを支えていることを、現場で感じることができるのではないでしょうか。

 知覧でいただいた大きな花束、それに友人からいただいた小さな花束、スタッフの一人が一緒に生けてくれました。いま、事務所は花盛りです。

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