第1回 2001年11月29日-12月2日 台湾立法院選挙 視察

 

ツアー参加者:117人
【学生、会社員、主婦、教師、ジャーナリスト、議員 etc】
≪最少年齢 19歳 ・最高年齢 84歳≫ 

1日目 11月29日(木)
09:05 CI107にて羽田発台北へ (他 名古屋空港、関西空港、福岡空港発 )
11:25 台北着。 一足先に台湾入りしていた金美齢が、空港で一行を出迎えました。


朝桂餐庁のパンフレットより
とにかくどれも美味しい

三台の大型バスに分乗し、台北市内へ。
 今回の旅では、金美齡が厳選したレストランで、美味しいお料理を楽しんで頂くことも目玉のひとつでした。
 グルメ三昧の旅は台北市内にある 「朝桂餐庁」での飲茶からスタートです。
 着席からほどなくして、テーブルのあちらこちらから「美味しい!!!」の声が。
 次から次へと運ばれてくる飲茶を囲んで、初対面の参加者同士も話が弾みます。
 「4日間で3kgは太りそう・・」と心配の声も。。

午後

写真:台北市内

昼食後、台北近郊の樹林へ最初の選挙視察へ。
 街中の至る所で候補者のポスターが張られ、幟がはためいています。
 台湾団結連盟所属の候補者・廖本煙氏の選挙事務所へ到着した私達は、台湾の選挙に欠かせない爆竹の音に迎えられました。
 金美齢の応援挨拶に引き続き、候補者が所信表明演説を。
 配られた廖本煙氏の顔写真入り小旗を振って、台湾選挙の雰囲気を味わいました。
 因みに、2日後廖氏は見事当選!
  
夕食 夕食は 華西街にある「台南担仔麺」(Tainan Tan-tsu-mien) にて海鮮料理のフルコース。
 創立1958年の、知るひとぞ知る高級料理店です。
 伊勢海老、なまこ(初めて食べた!という参加者多し)・・・普段口にすることの少ないシーフードが、逸品ウエッジウッドの食器に乗せられて次々運ばれてきます。
 素材の持ち味を生かし、台湾独特の調理によって作られた海鮮料理のオンパレード。
 夜の選挙観戦を控え、暫し贅沢な時間を過ごしました。
夕食後、台湾団結連盟の集会へ   *台湾団結連盟ー(党首、黄主文)

集会の様子

無数の旗、のぼり、太鼓、ラッパの音
ステージには李登輝前総統の大きな
肖像と、「台湾団結の夜」の文字が。

壇上で応援演説をする金美齡
我々もステージへ。「台湾加油!
日本百人観選旅行団」として紹介され、
数千人の観衆が手を振り旗を振り、
歓迎の意を表してくれました

【写真左】金美齡演説 「私と一緒に闘いましょう!祖国台湾のため、皆で李登輝さんを応援しようではありませんか!」

演説終了後、支持者に取り囲まれる金美齡
≪memo≫
台湾民主化の父・李登輝前総統は、選挙の結果如何では、自らが促進してきた民主化、台湾化が大きく後退しかねないとの危惧を持ち、政権の八方塞の状態を打破すべく立ち上がった。総統の座を退いてもなお、台湾のリーダーとして多大な影響力を持つ李氏は、台湾団結連盟結成以来、精神的シンボルとしてその力を発揮、台湾本土派の大きな追い風となった

いよいよ、李登輝氏の登場

会場の盛り上がりは最高潮に達する

李登輝氏の演説は約40分以上にもわたった。

齢80歳とは思えないこの迫力。
愛する祖国・台湾を守るため、命をかけて闘う姿が正にそこにあった。

後方に見えるのが、台湾団結連盟のマーク。四方を海に囲まれた美しい島国、台湾

この国の運命がかかった選挙まであと2日

ページのトップへ

2日目 11月30日(金)

朝食は、希望者とともに西華飯店から歩いて10分ほどのところにある豆乳のお店へ。
 店内には美味しいにおいが漂い、朝から食欲がそそられます。
 アツアツの豆乳に、揚げたての油条を浸して食べるととても美味。
テイクアウトも可能なので、是非お試しを!

写真:豆乳と油條(揚げパン)


お昼は、西華飯店のほぼ対面にある「秀蘭小吃」へ。
家庭料理風にアレンジされた上海料理のお店で、白菜獅子頭という名前の肉団子と白菜のスープ他、9品が次々と運ばれてきました。


昼食後、台北市内にある二二八和平紀念公園へ。
 【写真】二二八事件について話す周英明と、それを熱心に聞く参加者。


1947年に台湾で発生した二二八事件は、台湾の近代史に多大な影響を与えました。
【写真】国民党政府に多くの罪なき台湾人が殺害された「白色テロ」の恐怖について  語る館員。
皆で集合写真
夕食を、台湾料理店「鶏家」にて済ませた後、我々が向かった先は民進党の最終集会です。
明日はいよいよ決戦の時・・!

「国家安定 台湾前進」 

「台湾加油!日本百人観選旅行団」の横断幕

張り切って旗を振る学生

「金美齢と行く頑張れ台湾ツアー」緑色の横断幕を掲げながら聴衆の中に入ると、歓迎の声があがった。何万という群衆の中、なかなか前に進むことのできない私たちを、台湾の方々は「こちらにいらっしゃい」と言ってどんどん前の方へ進ませてくれた。「これどうぞ」、と何人もの人が小旗を差し出してくれ、気がつくと私たちの両手にはしっかりと応援用の旗が握られている。
何人の人に、「日本からわざわざ有難う」と声をかけられたであろうか。交わされる言葉は日本語であったり、台湾語であったり、身振り手振りだったりとさま ざまだが、台湾の人々の温かさに包まれながら、一体となって声援を送っている参加者の姿があちこちで見受けられた。
一昨年5月の政権発足以来、立法院の議席数が三分の一の少数与党・民進党は、野党の協力を取り付けることができず、 独自の政策を推進できないジレンマに陥っていた。
しかしこの集会の盛り上がり!民進党、陳水扁の人気は健在である。

旗を振りながら力いっぱい声援を送る人々。打ち上げ花火が上がり、ラッパが鳴り響き、お祭りのような賑やかさだ。
「台湾之子」陳総統の演説は、台湾の民主主義を守りたいと願う聴衆一人一人に語りかけるように、力強く、情熱・使命感に溢れるものだった

演説を終え、専用車に乗り込む前の陳総統。

総統を一目間近で見たいという人々に取り囲まれる。

ページのトップへ

3日目 12月1日(土)
≪夕方まで自由行動≫
歴史的魅力に溢れる淡水を訪れた人、故宮博物院へ行った人、烏来まで足を運んだ人、お茶や茶器を買い求めに行った人・・・・
参加者は思い思いの一日を過ごしたようです。
下は、ある参加者の昼食の様子です。(永和清粥大王 復興店 台北市復興南路2段)
数十種類はあるお惣菜。 どれにしようかとても迷う。
指をさせば、店員さんがお皿に取り分けてくれます。
5人分。サツマイモ入りのお粥はお変わり自由。
参加者一言:「こんなに美味しいものに囲まれて、台湾最高です!また是非来ます!」
「歓迎金美齡女士 台湾加油100人観選団訪台」
 台北市内、国賓大飯店にて日台交流パーティが開かれました。
挨拶する金美齡
後:選挙の開票速報を映し出すスクリーン
テーブルは、台湾人と日本人が交互に座り交流を深めました
司馬遼太郎さんの「台湾紀行」にも登場し、「台湾人と日本精神」(小学館)の著者としても有名な蔡焜燦氏 台湾独立建国聯盟 主席 黄昭堂氏
「乾杯!」 あちらこちらで盛り上がり、話はつきること
がありませんでした
元気一杯、ツアーを盛り上げてくれた学生の
みなさん
会の終了後、台湾側から日本の参加者には名物のパイナップルケーキが贈られ、日本からもお土産が台湾の参加者に渡されました。
この会は、台湾の方が日本人の費用も負担し(つまり2人分)、日本人をもてなすという形で行われました。
台湾の雑 誌でこのパーティの参加者を募集したところ、台湾の方々から申し込みが殺到し、あっという間に定員に達してしまったそうです。
日台合わせて250人近い人 が集まり、参加者にとって忘れられない夜となりました。
4日目 12月2日(日)
≪午前≫ 自由行動
≪午後≫ 台北出発

台北国際空港にて
 「みなさん、お疲れ様でした」

CI-106便にて無事4日間の旅を終え帰国の途につきました。
ページトップへ